9月19日より公開がスタートした映画『アントマン』が好調だ。身長わずか1.5cmという数多いマーベルヒーローのなかでも異色の存在のアントマンの大活躍に、劇場を訪れた観客が大喝采を送っている。興行収入も公開がシルバーウィークと重なったこともあり、23日までの5日間で5億3995万円を突破、動員は39万6790人となっている。その注目を集める『アントマン』のセンスを示す、各国の海外ポスターを、ここで一挙に紹介する。そのビジュアルから、国や地域のこだわりが分かる。ポスターは全7枚、原作がアメコミだけに、そのイラストレーションのセンスは抜群だ。例えば少しレトロを意識したもの、アメコミっぽく太い輪郭にビビッドなカラーで描いたもの、シンプルかつ強い印象を残すものなどだ。しかし、そこは『アントマン』アントマン・スーツの特徴を際立たせたものが多くなっている。実際に、アントマン・スーツにはペイトン・リード監督も大きなこだわりを持っているとのことだ。監督はそれを次のように説明する。「あれは完全に現代的なものではありません。まるで違う時代から来たような雰囲気があります。あの皮革にはオートバイ・スーツのような感覚があり、またスーツについている収縮するための機器も、ただの大きな赤いボタンです。このスーツにはどこかアナログ的な感覚があるのです。」と話し、続けて「もちろん、ものすごく偏った見方だということは承知ですが、アントマン・スーツはマーベル・シネマティック・ユニバースの中でベストなデザインのスーツだと私は思っています。これまた偏った見方ですが、アントマン・スーツを見ると、そこにヒストリーを感じられるところが最高ですね。たくさん傷がついています。ヘルメットに見える傷からは、ハンク・ピムがアントマンだった頃のアドベンチャーを想起させられます。また、あのスーツには素晴らしいレトロな要素があります。」。『アントマン』全国大ヒット公開中(C)Marvel 2015
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