9月26日、多くのファンが待ち望んだアニメの上映がスタートした。佐藤順一監督によるアニメ『ARIA The AVVENIRE』だ。タイトルからも分かるとおり本作は、天野こずえ原作によるマンガ『ARIA』のアニメシリーズの最新作となる。00年代後半に一世風靡した人気作品の7年振りのシリーズ新作である。 本作はテレビアニメ登場から今年で10周年、メモリイアルイヤーにまたひとつ忘れられない作品が誕生した。しかも監督は佐藤順一、脚本に吉田玲子、キャスト陣もシリーズ引き続きとうれしい布陣だ。
26日には、東京・新宿ピカデリーにて、佐藤順一監督、それに灯里役の葉月絵理乃、藍華役の斎藤千和、アリス役の広橋涼、アリシア役の大原さやか、アリア社長役の西村ちなみ、晃役の皆川純子のキャスト6人が揃った初日舞台挨拶が行われた。このメンバーが揃うのは、2007年に開催された『ARIA The OVA ~ARIETTA~』の発売記念イベント以来だという。約8年振りとなる。 それだけ登壇者たちの思いも特別なものだったに違いない。キャスト陣からは感慨深い挨拶が語られた。懐かしさと同時に、アフレコに向けて泣きそうになったエピソードなどが紹介された。実際に挨拶でも感極まり泣いてしまうシーンもあり、『ARIA The AVVENIRE』本編同様に、暖かさに溢れるものとなった。
『ARIA』は、“未来形ヒーリングコミック”を掲げる天野こずえが描いた人気マンガだ。単行本累計420万部というヒット作である。2005年に『ARIA The ANIMATION』、2006年に『ARIA The NATURAL』、2007年に『ARIA The OVA ~ARIETTA~』、2008年に『ARIA The ORIGINATION』と次々にアニメ化された。マンガの連載は終了しているが、その人気は根強い。 最新作では、次世代を担う後輩たちも育ち始めているなかでの灯里らを描く。
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