映画『屍者の帝国』が、10月2日(金)よりいよいよ公開となる。本作は2015年に大ヒットとなった『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く、ノイタミナムービー第2弾として発表された「Project Itoh」3部作である。「ノイタミナ」はエッジの効いた作品を世に届けるフジテレビによるテレビアニメの放送ブランドである。2015年はそれをさらに劇場に展開している。その企画として夭折のSF作家・伊藤計劃をコンセプトとした「Project Itoh」を選んだ。「Project Itoh」は、伊藤計劃が遺したオリジナル長編小説『虐殺器官』『ハーモニー』、そして30枚の序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成した『屍者の帝国』の3作品が連続して映画化する。映画『屍者の帝国』はその最初の作品だ。そして今回、公開を間近に控えた本作より、ファイナルPVが公式サイトにて披露された。こちらは映画館でも今後上映されない、WEB独占バージョンという。貴重な映像だ。ファイナルPVは池頼広氏によるドラマチックな劇伴音楽が初めて使用され、映像美と作品のスケールが一気に増大した力作である。舞台は“死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末のロンドンだ。医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で違法に彼の屍者化を試みた。ワトソンとフライデーは魂の再生のカギを握る「ヴィクターの手記」を求めてロンドンを出発し、インド、アフガニスタン、日本、アメリカへと数奇な旅を重ねる。世界を巻き込んだ壮大な旅”グレートゲーム”の行方に目が離せない。同じく公式サイトでは、伊藤計劃と共作の原作者・円城塔より、映画『屍者の帝国』へ寄せたメッセージも公開している。30代で認められヒット作をだした伊藤計劃のデビューは決して早いほうではない。しかも2つのオリジナル長編小説で世に驚愕させたあと、わずか34歳で早逝した。衝撃のデビューからわずか2年足らずのことだ。そして残されたのが冒頭30枚だけの長編第3作『屍者の帝国』だ。彼の盟友・円城塔は2012年、次回作として『屍者の帝国』を書き継ぐことを発表。2人の共作として発売された本作は第33回日本SF大賞特別賞を受賞する。メッセージでは、作品についてはもちろん、円城塔の伊藤計劃への思いも感じ取れる内容になっている。『屍者の帝国』10月2日(金)より公開 (C)Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSES.
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