早川書房は、8月21日に『海外 SFハンドブック』と『海外ミステリ・ハンドブック』を刊行する。ハヤカワ書房は海外の翻訳小説に定評のある出版社である。とりわけSFとミステリの両分野では、国内を牽引している。そんな経験を活かし、それぞれのジャンルの楽しさを紹介する本だ。SFやミステリをもっと読みたいと人から、コアなファンまで幅広い人が楽しめそうだ。『海外SFハンドブック』は、2001年の『新・SFハンドブック』の新版にあたる。ハンドブックとしてはおよそ 14年ぶりの刊行になる。レーベルはハヤカワ文庫SF、価格は1058円(税込)。本書では様々なかたちで、傑作SFを紹介する。「海外SF作家この20人、この5作」、年代別SF特集や編集部のおすすめなどもある。長谷敏司と藤井太洋という第35回日本SF大賞受賞者のふたりによる座談会「ぼくたちの好きな海外SF」を収録し、国内SF作家が選ぶ「マイ・スタンダードSF」がある。SFの書き手によるお薦めは、ファンにも気になるところだろう。7人のイラストレーターによるSFイメージギャラリーがあり、ビジュアルも充実している。ハヤカワ文庫SF全データも便利だ。一方、『海外ミステリ・ハンドブック』は、1991年の『ミステリ・ハンドブック』以来、約24年ぶりの新版となる。こちらはやや趣向を変えたカテゴリ別のブックガイドで編集されている。過去24年間の作品を「キャラ立ち」「クラシック」「ヒーロー/アンチヒーロー」「楽しい殺人」「相棒」「北欧」「世界」「エンタメ・スリラー」「イヤミス」「新世代」の10テーマで100冊をガイドする。自分好みの1冊を見つけるのに便利だ。こちらはミステリ文庫から907円(税込)。国内には優れたSF、ミステリは数多い。海外小説までなかなか手が回らないという人もいるかもしれない。しかし、国内で翻訳出版されるのは、膨大な数のある海外作品のなかから、選び抜かれた殊玉のタイトルだ。それだけでも面白さは保証済と言っていいだろう。さらにその中からピックアップしたのが、この2冊のハンドブック。手元に置いて、秋に向けての読書プランを練るのに役立てるのにもいいだろう。『海外SFハンドブック』 早川書房編集部編価格:1058円(税込) ハヤカワ文庫SF『海外ミステリ・ハンドブック』 早川書房編集部編価格:907円(税込) ミステリ文庫いずれも2015年8月21日刊行
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