「『SLAM DUNK』THE MOVIE Blu-ray」のリリースを記念して、新宿バルト9、梅田ブルク7、T・ジョイ博多の3劇場にて上映イベントを開催中だ。7月24日には新宿バルト9で「三井寿編」が上映され、三井寿役の置鮎龍太郎さんと安西先生役の西村知道さんが登壇。テレビ放送以来初めてとなる2ショットで思い出を語った。「三井寿編」として上映されたのは、ファン投票「みんなが決めるSLAM DUNK名台詞」で第1位と第2位にランクインした「バスケがしたいです…」と「最後まで、希望を捨てちゃいかん…あきらめたら、そこで試合終了だよ」という台詞が登場する一連のエピソードだ。この台詞について西村さんは「僕の演じたキャラクターの台詞で励まされたりする人がいる。今も色々なところで使われていて、それがとても嬉しい」と改めて喜びを語った。置鮎さんも「色々なアニメでこの台詞が元になった台詞が出てきたり、様々なシチュエーションで使われることも多い。改めてすごいなと思う」と感慨深げな様子だった。また『ママレード・ボーイ』の遊役を演じていたことがキッカケで三井役に起用された置鮎さんは、当初『SLAM DUNK』という作品を詳しく知らなかったとのこと。「三井は歯の抜けた悪い先輩だと思っていたので、まさか同じチームに入るなんて…」と会場のファンを笑わせた。アフレコの思い出については「当時スタジオで僕が一番新人だった。主人公の桜木を演じていた草尾さんより後輩なのに、先輩の役をやるということで緊張してました」と話した。さらに「今回上映する『三井寿15歳の悩み』のアフレコのとき、実は高熱があったんです。そのままアフレコしたんですが、実は自分の声もきちんとわからない状態で、ちょっと納得いってない(笑)」と秘話も飛び出した。一方の西村さんは安西先生の口癖である「ほっほっほっ」という台詞のニュアンスを出すのに苦戦したとのこと。「僕は洋画の吹替えをしていたこともあって、(洋画のような)“はっはっはっ”じゃダメかと聞いたら、監督からダメですと言われてしまい…」とアフレコ時のエピソードを披露した。上映イベントは7月31日の梅田ブルク7とT・ジョイ博多で最終日を迎える。T・ジョイ博多ではスペシャル企画として、原作者・井上雄彦さんのサイン入りバスケットボールを展示することが決まっている。[高橋克則]
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