人気マンガ『Dimension W(ディメンション ダブリュー)』のテレビアニメ化が決定した。2011年から岩原裕二が「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載するプログレッシヴSFである。舞台は西暦2072年、第四の次元「W」と、そこから無限のエネルギーを取り出せる「コイル」を巡って様々登場人物の思惑が錯綜する。海外にも多くのファンが存在し、全世界待望のアニメプロジェクトと言える。物語の中心にいるのは、正規外のルートから入手した 「不正コイル」の回収屋、マブチ・キョーマだ。かなりの腕利きだがコイル嫌いの変わり者のマブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。ミラは失踪していたはずの百合崎士堂という博士共に暮らしていた謎の少女。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の 出生の秘密を探るミラは、共に 「コイル」の真実を追うことになる。スタッフ情報も公開されており、近年では『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』『冴えない彼女の育てかた』などを手がけてきた亀井幹太が監督を務める。シリーズ構成は『七つの大罪』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の菅正太郎、キャラクターデザインは、ゲーム「テイルズ オブ」シリーズで多くのアニメパートを担当した松竹徳幸が抜擢されている。そしてアニメーション制作は、Studio 3HzとORANGEがタッグを組む。公式サイトではすでにプロモーションビデオの第1弾が公開中。キョーマをはじめとしたキャラクターのアクションシーンも早速確認できるので、気になる人はチェックしたい。また、8月29日に鳥取県米子市で開催される第54回日本SF大会・米魂への参加も決定済みだ。本イベントでは作品に関するパネルディスカッションが予定されており、原作者の岩原のほか、Studio 3Hzのプロデューサー・松家雄一郎も出席する。まだ情報が少ない本作だが、ここで貴重な話が飛び出すかもしれない。イベントへ参加する予定の人は、こちらを見に行ってみるのもいいだろう。
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