1966年に特撮番組として誕生した『ウルトラマン』が、新たなかたちで北米進出することになった。米国の日本マンガ出版の大手VIZ Mediaは、「月刊ヒーローズ」に連載中の人気マンガ『ULTRAMAN』の北米向けの出版ライセンスを獲得し、2015年8月に第1巻をリリースする。また発売直前となるこの7月には、北米最大のポップカルチャーイベントであるサンディエゴ・コミコンで原作の清水栄一、作画の下口智裕の両名をゲストに招いたイベントを実施する。ふたりは7月9日から11日までの間、トークパナルやサイン会に出席する予定だ。またVIZ Mediaは会場に設ける自社ブースにて、『ULTRAMAN』第1巻の先行発売をする。サンディエゴ・コミコンは、映画やテレビ番組、コミック、アニメ、ゲームなどの巨大イベント。その大きさだけでなく、ポップカルチャー業界への影響力の大きさでも知られている。作者を招いた発売イベントは、VIZ Media、そして日本で本作を刊行するヒーローズの意気込みの大きさを窺わせる。『ULTRAMAN』は、1966年の『ウルトラマン』につながる作品として2011年に「月刊ヒーローズ」の目玉作品として連載をスタートした。主人公はかつてウルトラマンであった早田進の息子の早田進次郎である。生れながらウルトラマンの超人的な能力を持つことから、やがて悩みながらもウルトラマンとして戦いに身を投じていく。単行本は既刊5巻で150万部を超えるヒットとなっている。7月4日に第6巻が発売される。『ウルトラマン』の知名度はあるものの、150万部超の数字はエンタテインメントとして本作を支持するファンが多いことを示しているだろう。VIZ Mediaもそうした作品のパワーに目をつけたかたちだ。日本やアジアでは人気の高い『ウルトラマン』だが、北米ではその知名度は必ずしも高いわけでない。今回は手軽に取りやすく、かつ現代にマッチした内容を持つ新世代の作品で、市場を目指す。むしろ巨大なサイズに変身することなく、等身大で活躍する『ULTRAMAN』は、北米の広いファンから受け入れられそうだ。2015年が北米での『ウルトラマン』の新しいスタートになるのか。今後の展開が注目される。[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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