全米公開中の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の一場面に『天空の城ラピュタ』のロボット兵のレプリカが登場していることが明らかになった。ジョス・ウェドン監督がスタジオジブリから許可を得て実現したオマージュに要注目だ。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のジョス・ウェドン監督は、スタジオジブリに敬意を表して本編に遊び心あふれる演出を加えている。アイアンマンことトニー・スタークの部屋に、宮崎駿監督作品『天空の城ラピュタ』のロボット兵のレプリカが置かれているのである。このコラボレーションは、ジブリの大ファンである監督がディズニー/ピクサーのジョン・ラセターに相談し、彼を通じてジブリから承認をもらったことで実現した。宮崎監督との親交の厚いジョン・ラセターだからこそできた夢のコラボと言える。ジョス・ウェドン監督は「『天空の城ラピュタ』のロボット兵の小さなレプリカをトニーのアパートの部屋に置けないかと提案したんだ」と自らのアイデアであったことを語った。『ラピュタ』は宮崎作品の中でも監督が一番好きな作品であり、クリエイターとしても大きな影響を受けているのだという。ロボット兵がクローズアップされているシーンはないものの「ロボット兵の片腕ぐらいは見えるかも……」とのことなので、目を凝らして探してみるのも面白そうだ。さらに本編のエンドクレジットには「ラピュタのロボット兵はスタジオのご厚意により、本映画に登場しています」というメッセージが入れられ、クライマックスには『ラピュタ』を彷彿させる場面も登場する。ジブリへの熱い想いを感じ取ることができるだろう。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が全世界で快進撃を見せている最中だ。6月9日の時点で全世界興行収入は約13億4910万ドルに到達し、歴代記録第5位にランクイン。7月4日には日本での全国ロードショーを控えており、この数字をどこまで伸ばしていくのか見届けたい。[高橋克則]『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』7月4日(土)ロードショーhttp://marvel.disney.co.jp/movie/avengers.html
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