TVシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」 米国でもワーナーがDVD発売、デジタル配信 | アニメ!アニメ!

TVシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」 米国でもワーナーがDVD発売、デジタル配信

荒木飛呂彦の人気マンガを原作に、2012年から続くロングランのテレビアニメシリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』が2015年7月28日に北米でもDVD発売される。

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荒木飛呂彦の人気マンガを原作に、2012年から続くロングランのテレビアニメシリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』が2015年7月28日に北米でもDVD発売される。併せてデジタル配信もスタートする。
発売元はワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント、「THE COMPLETE FIRST SEASON」として第1シーズンを収録する。定価は49.95ドルとなる。

テレビアニメ版の『ジョジョの奇妙な冒険』は、2012年に新たに原作を第1部から順次映像化する企画としてスタートした。2012年から2013年春にかけて、まず第1部「ファントムブラッド」第2部「戦闘潮流」をアニメ化、2013年秋からは第3部を『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』として放送している。現在までで60話を超えるロングシリーズだ。
原作の雰囲気を映像化、さらにエッジの効いた演出で、アニメ版も高い人気を博している。またアニメファンをさらに超え、幅広い層から支持を得ているのも特徴だ。

原作は世界的に人気を博してきた。米国では2015年2月より北米のVIZ Mediaがマンガ出版を開始した。これに並行してデジタルマンガの配信もスタートしている。マンガの単行本発売とデジタル配信、アニメのDVDとデジタル配信が2015年に連動して市場展開する。さらにVIZ Mediaは、マンガとアニメの商品化マスターライセンスも取得、クロスメディアを仕掛けることになりそうだ。

今回とりわけ注目されるのは、アニメのDVDと配信をワーナー・ブラザースが手がけることである。米国では日本の深夜帯のアニメ作品の映像パッケージソフトの発売や配信は、日本アニメに特化した企業が手がけるケースが多い。ハリウッドメジャー系の配給会社であるワーナー・ブラザースが発売するのは異例だ。
これは『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメ製作には、日本国内でワーナー エンターテイメント ジャパンも出資しているためと見られる。ワーナーは日本でも『ジョジョの奇妙な冒険』の映像ソフトの発売、デジタル配信などを手がける。

ワーナー エンターテイメント ジャパンは2011年に、日本の深夜アニメに本格進出した。日本独自の製作作品(ローカルプロダクション)の位置づけで、これまではその海外展開は目立っていなかった。一方で日本アニメは海外でも人気が高い。今回はなかでも大型タイトルになる『ジョジョの奇妙な冒険』を米国でも展開した。
近年、ワーナー エンターテイメント ジャパンが手掛ける深夜アニメの数は増えている。今回のような北米での取り組みが今後も続くのか注目される。
[数土直志]

[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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