講談社、全マンガ誌の電子書籍配信を発表 「週刊少年マガジン」などが発売と同時に | アニメ!アニメ!

講談社、全マンガ誌の電子書籍配信を発表 「週刊少年マガジン」などが発売と同時に

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電子書籍化の波が急激に押し寄せる中で、これまで単行本を中心としたデジタル配信が雑誌分野に広がり始めた。国内出版大手の講談社は、同社が発行するマンガ誌全22誌を全てデジタル化することを明らかにした。
講談社ではすでに「モーニング・ツー」「アフタヌーン」「ITAN」「別冊少年マガジン」「イブニング」「ハツキス」「ヤングマガジン サード」「good!アフタヌーン」「月刊少年シリウス」の各誌でデジタル配信を実施している。これに新たに「ヤングマガジン」「月刊少年マガジン」「週刊少年マガジン」「マガジンSPECIAL」「月刊ヤングマガジン」「デザート」「モーニング」「Kiss」「ネメシス」「BE・LOVE」「ARIA」「別冊フレンド」「なかよし」の13誌が加わる。

これまでは青年誌のデジタル配信が多かったが、女性向けのマンガ誌が一挙に加わる。さらに集英社の「週刊少年ジャンプ」と並ぶ国内有数のマンガ誌である「週刊少年マガジン」が1月7日から早速、配信をスタートする。配信は紙の本誌と同時のリリースである。これで2014年秋から始まった「週刊少年ジャンプ」と、今回の「週刊少年マガジン」で2大マンガ誌の同時配信が実現する。2015年はマンガ誌の配信が加速しそうだ。
講談社は「ヤングマガジン」と「月刊少年マガジン」でも、それぞれ1月5日と6日に、紙との同時配信をスタートする。2015年6月までには、全誌のデジタル配信が実現する。

講談社は今回の決定について、スマートフォンやタブレットの画面の拡大や普及を理由に挙げている。読者が電子書籍でもマンガ誌を楽しむ環境を整えるとする。特に紙の雑誌では難しい、バックナンバーの販売も掲げる。買い逃しにも対応し、読者の利便性を上げる。
また、近年は単行本でしか作品を読まない読者が増加しているとし、単行本の続きが気になる読者をホ本誌につなげる。さらにそこから他作品への関心を広げる。
講談社は今回の決定に合わせて、特設サイトも立ち上げた。サイトでは「週刊少年マガジン」「月刊少年マガジン」「ヤングマガジン」の最新号の前号を無料で公開する。特別企画も行うことで、デジタル配信の認知度をあげる。

一方、課題として挙げられるのは、紙雑誌との読者の喰い合いだろう。デジタル利用者の増加が、全体で減少を続ける紙雑誌の販売をさらに減らす可能性も否定できない。しかし、「モーニング」「アフタヌーン」などの有力誌での経験から、そうした影響は少なく、むしろ作品の読者を増やし、単行本への関心も高くなるとの判断がありそうだ。
講談社は早くからマンガのデジタル化に積極的な出版社であった。その講談社の2015年の年明けの大きな決断は、日本マンガ界の転機になりそうだ。

特設サイト /http://567.kodansha.co.jp/

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