3番目にはデジタルロックシンガー「VALSHE」が登場した。冒頭からTVアニメ『名探偵コナン』の主題歌「Butterfly core」を歌い、背面のスクリーンと共に世界観を築き上げていく。次に、演劇的ドラマリーディングを全身で熱演すると、その熱をそのままに「羽取物語」を熱唱した。
独特のハスキーボイスが客席を物語の世界へ引き込んでいく。MCでは「オムニバスライブに出させていただくのは初めての事ですが、精一杯やらせていただきます!」と語り、海外の視聴者へ向けて英語での自己紹介も披露した。
最後は4人のダンサーを従えて、メドレー(「Tigerish Eyez」「vulgar gem」「EVALUATION」「jester」「PLAY THE JOKER」)を歌い、VALSHEの持つ独特の世界観を存分に世界へ示した。
4番目は、日本文化を世界に楽しく広めたいというコンセプトを持つ「YANAKIKU」。艶やかな着物風の衣装を身に纏った“柳(YANA)”と“菊(KIKU)”からなるPOPガールズデュオだ。ロンドン、ソウル、上海、サンフランシスコなどのフェスティバルに出演経験を持つ彼女たちは、和風4つ打ちビートのカラフルな楽曲と、ユニークな振り付けで観客の心を掴んでいった。
歌われた「NINJYA IROHA (english ver)」「人間人間(ヒトヒト)」「フジヤマ△デスコ(english ver)」含めて楽曲は全て、彼女たちの作詞作曲とのこと。ほぼ英語で進められたMCも、「あなたの国へ行きたいどす~☆」風のユーモアがあり、2階席にいた海外のバイヤーは楽しそうに笑い声を上げていた。
全身にみなぎる元気を会場の隅々にまで伝えていたのは5番目に登場した6人組ガールズユニットの「Chu-Z」だ。ダンスユニットPaniCrewのYOHEYプロデュースということもあり、ヒップホップを基調としたキレのいいダンスと、ステージをめいっぱい使ったステージングで客席を煽ると、観客も大盛り上がりとなった。アグレッシブなダンスナンバー「IROHA MUSIK」、切ないミディアムナンバーの「Direct to U」を立て続けに歌い、英語での自己紹介MCも。
最後には特殊な発光をする大きなサイリューム“ルミトン”をメンバー全員が手にし、強烈なビートの効いたEDMナンバー「ボンバスティック!」を披露。大盛況のままステージを後にした。