「トムスFes.」夜の部は「ルパン三世」トークなど、盛り沢山の作品にゲストで50周年をお祝い | アニメ!アニメ!

「トムスFes.」夜の部は「ルパン三世」トークなど、盛り沢山の作品にゲストで50周年をお祝い

トムス・エンタテインメントが、アニメを作り始めてから2014年で50年目を迎える。半世紀の節目を記念して、10月12日に東京・よみうりホールにて「トムスFes.」が開催された。

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アニメ制作会社のトムス・エンタテインメントが、アニメを作り始めてから2014年で50年目を迎える。半世紀の節目を記念して、10月12日に東京・よみうりホールにて「トムスFes.」が開催された。豪華なゲストや映像と共に、トムスの歴史と作品、そして現在をたっぷり堪能した。
会場に姿を見せたのはトムス作品の縁の声優、アーティストである。『BRAVE10』、『とある飛空士への恋歌』、『戦国乙女』、『ヴァンガード』、『Hi☆sCoool!セハガール』、『神様はじめました』など、それぞれの作品で活躍する森川智之さん、佐藤利奈さん、悠木碧さん、竹達彩奈さん、伊瀬茉莉也さん、喜多村英梨さん、佐藤拓也さん、三森すずこさん、高橋未奈美さん、井澤詩織さん、M・A・Oさん、ハナエさんらが登壇した。
また峰不二子役の沢城みゆきさんと五ェ門役の浪川大輔さんが登壇した『ルパン三世』のコーナーでは、栗田貫一さんがシークレットゲストで登場、会場を驚かせた。総勢25名の豪華出演者となった。

東京ムービーから始まるトムス・エンタテインメントの半世紀には、数多くの作品がある。イベントの前半は吉田尚記さんと長妻樹里さんのMCのもと出演者とこれらの作品を一挙に振り返った。
会場のスクリーンに映し出されたのは、『アタックNo.1』や『ルパン三世』、『じゃりン子チエ』などの懐かしの大ヒット作から最新のトムス制作作品まで、1万エピソード以上というトムス作品のなからピックアップされたものである。古い作品では森川智之さんや吉田尚記さんが熱くなり、現在に近づくに連れて、悠木碧さんや竹達彩奈さんが盛り上がる。ゲストトークからもその長い歴史を感じさせた。
またトムスの代表作である『それいけ!アンパンマン』の出演経験者がゲストに多いことが判明したり、各作品に対する想い入れが語られたりもした。年代も作品の垣根も超えたトークは、様々なエピソードで満載だった。

なかでも後半にたっぷり盛り込まれた『ルパン三世』のトークは、とりわけ貴重なトークであった。スペシャルゲストとの栗田貫一さんと、沢城みゆきさん、浪川大輔さんが、新たなチームとなった際の『ルパン三世』のキャストについての話が満載になった。
オーディション当時の様子、小林清二さんや山寺宏一さんも交えた収録風景の様子などである。かなり濃密なトークとなると同時、それぞれの作品に対する思い入れの強さも溢れていた。観客も大満足の一晩だったに違いない。

トムス・エンタテインメントは、アニメーション制作50周年を記念して2014年を起点に2015年秋までを記念イヤーとするという。今後もさまざまな企画を展開する予定だ。

「トムスFes.」
/http://news.tms-e.co.jp/tmsfes/  
アニメ!アニメ!
「トムス・エンタテインメント 50周年 特集」
/http://animeanime.jp/special/363/recent/

[出演者コメント]

『ルパン三世』 
栗田貫一さん
「ルパンシリーズは大好きだし、ルパンみたいになれればいいなって思ってましたよね。彼は男の鑑ですから。そんなルパンを演じる楽しみが、最近わかってきました。
ルパンをやって20年だってよく言われるんですが、自分の中ではまだ2ヶ月のような感じです。ルパンチームは新たな作品に命がけで取り組んで行きたいと思っております。また会う時まで、そんじゃぁなぁ~!」
沢城みゆき さん
「栗田さんが新規キャストをお食事にくださった時に、一から新たなルパンをスタートさせようと思ってるんだ、というのを感じて感銘を受けました。今、峰不二子という大女優のかばん持ちをしているような気分です。
そんな峰不二子として出演させていただいた「名探偵コナン」は、塾の行き帰りに主題歌を聞きながら帰っていたくらい好きな作品です。」

浪川大輔 さん
「ルパンシリーズに五ェ門として参加することのプレッシャーは、やっぱり半端じゃなかったです。五ェ門の声を出すとき、チューニングをするんですが、「女か……女か……」って一つのセリフをずっとリピートしていて、ダークな人間みたいになってました(笑)。
お主たち、今日は本当に感謝している。……また、つまらぬことを言ってしまった。」

『ヴァンガード』
佐藤拓也 さん
「ヴァンガードに出演しているうちに、ヴァンガードを見ている子供たちも大きくなっていって、成長を感じられるのがうれしいですね。3年半も続いているので、キャラクターの成長も自分と同じように感じられて、愛着が湧いてきます。
トムスさんにはこれからも夢を作り続けていただきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。」

三森すずこ さん
「ヴァンガードに3年半出演させていただいて、和気藹々とした現場で収録をさせていただいております。私も実際にカードゲームをしてみたんですが、点数を数えるのが苦手で、ルールもなかなか難しくて、対戦相手の子供にルールを教えてもらいました(笑)。
「神様はじめました」では主人公の七生を演じさせていただいているんですが、素の自分でといいますか、七生に似ているところが多くて、ナチュラルに演じられる素晴らしい役でした。」

『神様はじめました』
ハナエ
「アニメ「神様はじめました」のオープニングを歌わせていただきました。アンパンマンやコナンを制作されているトムスさんが「神様はじめました」を制作されると聞いたときは、思わず感動を覚えました。女の子をキュンとさせる演出には、大地監督わかってらっしゃるなと思いました。
本作で初めてアニメに関わらせていただいたんですけれども、またトムスさんの作品に参加できたらなと思います。」

『BRAVE10』
森川智之 さん
「BRAVE10だけでなく、ギャラリーフェイクや名探偵コナンなど多くの作品に出演させていただいて……アンパンマンではトランクマンっていう、明らかに食べられないキャラを演じました(笑)。50周年おめでとうございます、トムスさんにはお世話になっております! 
ちなみに僕は「エースをねらえ」を見てモテようとしてテニス部に入りました(笑)。」
佐藤利奈 さん
「原作のセクシーな絵柄を反映させたアニメーションがBRAVE10の特徴のすばらしい作品でした。原作は連載も続いているので、また集まれたらなと思います。」

『とある飛空士への恋歌』
悠木碧 さん
「とある飛空士への恋歌は空戦に力が入っているだけじゃなく、キャラクターのメンタル面も詳しく書かれていて、7ヶ月前に放送が終了したんですけれど、収録している時は彩奈ちゃんと一緒に悩みながら進んでいました。
「アンパンマン」ではブリキッドというキャラクターを演じさせていただきました!」
竹達彩奈
「レイアースは兄とチャンネル争いしてたくらい好きでした!
OVAで赤ちゃんの役で出演させていただいたコナンは、今もお父さんと劇場版を見に行ってます!」
《animeanime》
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