「今 敏 回顧展 2014」マンガ家時代の原稿も展示 杉並アニメーションミュージアムで開催 | アニメ!アニメ!

「今 敏 回顧展 2014」マンガ家時代の原稿も展示 杉並アニメーションミュージアムで開催

杉並アニメーションミュージアムにて「今 敏 回顧展2014」の開催が決定した。期間は10月29日(水)から2015年1月25日(日)までの3ヶ月間。2010年に急逝した今 敏監督の作品を今一度振り返る。

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杉並アニメーションミュージアムにて「今 敏 回顧展 2014」の開催が決定した。期間は10月29日(水)から2015年1月25日(日)までの3ヶ月間を予定している。2010年に急逝した今 敏監督の作品を今一度振り返ることができる。

「今 敏 回顧展 2014」は既存のファンはもちろん、幅広い世代に向けて今監督の軌跡を紹介する展示会となっている。これまでの作品に関するセル画や設定画などの資料に加え、監督が使用していた私物なども用意される。
さらにマンガ家時代に執筆・連載していた原稿も公開。「セラフィム 2億6661万3336の翼」、「海帰線」、「OPUS」など計6作品の中から2作品ずつ、1ヶ月毎に入れ替えて展示していく。アニメーション業界に携わる前の仕事ぶりを堪能できる貴重な機会になるだろう。テレビモニターでは監督のインタビュー映像も流される予定だ。
また会場内のアニメシアターにて監督作品の上演も行う。ラインナップは2002年公開の『千年女優』、2003年公開の『東京ゴッドファーザーズ』、2006年公開の『パプリカ』に、2004年放送のテレビアニメ『妄想代理人』第1話「少年バット参上!」を含めた計4作品。上映スケジュールの詳細は決まり次第発表される。

今 敏さんは1963年生まれ。85年に「ヤングマガジン」(講談社)でマンガ家デビュー。90年に映画『老人Z』で美術設定としてアニメ制作に初参加し、97年には映画『パーフェクトブルー』で初監督を務めた。
2002年の『千年女優』では第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞や第57回毎日映画コンクール大藤信郎賞を獲得。その後も意欲的な作品を次々と送り出し、さらなる活躍を期待されていたが、2010年に膵臓癌のため46歳の若さで亡くなられた。
[高橋克則]

杉並アニメーションミュージアム
/http://sam.or.jp/

「今 敏 回顧展 2014」
開催期間: 2014年10月29日(水)~2015年1月25日(日)
開館時間: 10時~18時
入館料: 無料(シアターを含めて無料)
休館日: 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
年末年始(12月28日~1月5日)、臨時休館有

アニメ!アニメ!の『千年女優』特集ページもお薦め
/http://animeanime.jp/special/323/recent/
《高橋克則》
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