10月10日、NYコミコンのパネルイベントに『デスノート』『All You Need Is Kill』などの漫画家、小畑健氏が登場しました。さらに、『バクマン。』の劇中にも主要キャラクターとして登場している週刊少年ジャンプ編集部の吉田孝司氏と、同じく編集部の片山達彦氏も小畑氏と共に壇上に上がりました。 会場前にはアメリカのファン達が非常に長い列を作っているなど、『デスノート』が大ヒットしたアメリカでの小畑氏の人気の高さが伺えます。ちなみに、パネルイベントの来場者には『デスノート』の大型ポスターが配布されました。
パネルイベントは吉田氏の英語による小畑氏の紹介から始まり、ハリウッド映画化や、小畑氏によってコミカライズされた『All You Need Is Kill』の作者、桜坂洋氏からの応援ビデオメッセージが公開されました。 続いて、小畑氏が投稿作品で賞を取ったことから漫画家デビューに繋がったことや、物語を作るのが苦手であることを語りました。 初期作品『CYBORGじいちゃんG』についての解説も小畑氏自信の口から語られ、少年誌で主役を老人に設定したことが、どれだけ読者に受け入れられるかの冒険であったと語っています。 次に少年ジャンプ編集者の吉田氏、片山氏両名の自己紹介が行われました。『デスノート』の担当だった時の裏話として、話を作るのが苦手な小畑氏と、絵を描くのが苦手な原作者の大場つぐみ氏は、お互い非常にシャイで、編集者を通してしかやり取りをしなかったそうです。その結果、連載時に小畑氏と大場氏が一度も会うことは無かったということが語られました。 作風や過去作品について司会者が質問した際に、小畑氏が漫画制作に実際に使用している道具一式を取り出し、会場で説明する一幕もありました。