映画「ベイマックス」、菅野美穂と小泉孝太郎がディズニーアニメの声優初挑戦
ディズニー・アニメーション最新作『ベイマックス』にサプライズな声優起用が決定した。菅野美穂さんと小泉孝太郎さんがディズニー映画の声優に初挑戦する。
ニュース
-
高橋李依さんお誕生日記念! 一番好きなキャラは? 3位「リゼロ」エミリア、2位「からかい上手の高木さん」高木さん、1位は…<25年版>
-
ディズニーが届ける「ベイマックス」最新映像に“ベイマックスと少年ヒロの出会い”
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
本作は、早くに両親を亡くし、最愛の兄・タダシも謎の事故で亡くしてしまった、ひとりぼっちの少年ヒロと、心とカラダを守るために作られたケア・ロボット“ベイマックス”の交流を描いた物語。
ディズニー・アニメーションにおいては、声もキャラクターの一部であるという考えから、世界中の吹き替え声優の声質やイメージはディズニー本社での厳しい審査が必要となる。例えば、今年の大ヒット作『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」にしても、各国別の言語で歌われているのにもかかわらず、声質やキャラクターのイメージが統一されていることは大きな話題となった。
もちろん、本作においても、映画の声優は今回が初めてとなった演技派女優の菅野さんと、ドラマ「ペテロの葬列」も好評を博した声優初挑戦の小泉さんは、それぞれ厳しい審査を経て決定しており、それぞれの演じるキャラクターにイメージぴったりなことは折り紙つきだ。
本作で菅野さんが演じるのは、亡き両親に代わり、ヒロとタダシの甥っ子たちを母親代わりに育て上げる、母性愛に満ちた叔母・キャス役。周囲を元気にしてしまう可愛らしい明るい天然さと、懐の深い愛情を感じさせる女性的な優しい姿が、菅野さんのイメージに重なり、今回のオファーとなった。
サンフランソウキョウでカフェを切り盛りするキャスは、自慢の“天才”甥っ子たちを心から考えサポートする、とても面倒見のいい元気な姉御的な存在だが、問題ばかり起こす彼らの扱いには手を焼いている。兄を失ったヒロの喪失感を埋めようと、自分自身の悲しみを脇に置き、努めて明るく接し続けるキャラクターだ。
菅野さんは「ベイマックスが、東京と似た風景の中で、どんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。声のみでの演技で難しいと思いますが、新鮮な気持ちで演じられたらと思います」と、意気込みを語る。
また、自身も弟を持つ小泉さんは主人公ヒロの兄・タダシ役。人々の心とカラダを守るケア・ロボット“ベイマックス”の製作者というキーパーソンであり、弟への愛情に満ちたキャラクターとなる。タダシは、仲間の人望も厚い、優しく誠実な21歳の青年で、サンフランソウキョウ工科大学にて、ケア・ロボット“ベイマックス”を開発したが、謎の事故で命を落としてしまう。
幼い頃に両親を亡くしたこの兄弟にとって、お互いが親友であり、同じ科学の道を歩む同志であり、心を開くことができる最愛の存在だった。だからこそ、ベイマックス”は、兄・タダシの死に深く傷ついたヒロの心をケアしようと、タダシになり代わるようにしてヒロに寄り添っていく。
本作で誠実で誰にでも愛され、最愛の弟への愛情深いキャラクター性を自然に感じさせられる方として白羽の矢が立った小泉さん。誠実でヒロへの愛情溢れるタダシのイメージと重なり、離れても強く繋がり続ける兄弟の絆を体現できる方というのが起用の決め手となった。
小泉さんは、「タダシが世の中の幸せを願って開発したケア・ロボットのベイマックスという存在に、大きなスケールを感じました。声優は初めての挑戦なのですが、彼がベイマックスに込めた思いや深い愛情を伝えられるよう、頑張りたいと思います」と語り、初挑戦ながら役作りに全力で望んでいる様子。
そんな2人の声優決定を知ったドン・ホール&クリス・ウィリアムズ両監督は、「キャスとタダシのイメージにピッタリだね! 日本へは特別な想いがあるし、美穂と孝太郎の日本語版を楽しみにしてるよ。東京国際映画祭で是非彼らに会いたいね!」と、早くもラブコールを送る。
本作は、10月23日(木)~31日(金)に開催される第27回東京国際映画祭のオープニング作品に選出されており、東京での公式上映がディズニー・アニメーション史上初、ワールド・プレミアとなることも話題となっている。彼らの言葉にあるように、東京にそっくりな“サンフランソウキョウ”で繰り広げられる “ディズニーから日本へのラブレター”とも言われる本作で、2人の思いが詰まった声優ぶりが楽しみだ。
『ベイマックス』は12月20日(土)より全国にて公開。
菅野美穂、ディズニー作品で映画声優初挑戦! 育ての親役に『ベイマックス』
《text:cinemacafe.net》