手塚治虫の未完作品「森の伝説」 第二楽章が完成  息子・手塚眞が意志を継ぐ | アニメ!アニメ!

手塚治虫の未完作品「森の伝説」 第二楽章が完成  息子・手塚眞が意志を継ぐ

手塚治虫さんの未完のアニメ作品と知られる『森の伝説』の第二章がこのほど完成した。第一楽章、第四楽章の初公開から26年、手塚さんがなくなって25年を経ての実現だ。

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手塚治虫さんの未完のアニメ作品と知られる『森の伝説』の第二章がこのほど完成した。第一楽章、第四楽章の初公開から26年、手塚さんがなくなって25年を経ての実現だ。
手塚治虫さんの息子で映像作家の手塚眞さんが、父の意志を継ぎ実現に導いた。作品は、8月21日から開幕する第15回広島国際アニメーションフェスティバルにてワールドプレミア上映される。

手塚治虫は30分シリーズの日本初のテレビアニメ『『鉄腕アトム』など、テレビシリーズ用にを制作した一方で、アート志向の高い作品を個人的にも制作していた。
それらの作品には、『おんぼろフィルム』や『ジャンピング』といった作品がある。『森の伝説』はそうした作品のひとつだが、手塚治虫さんがなくなったことで制作が中断したままになっている。

『森の伝説』はチャイコフスキーの「交響曲第4番」に乗せて森の生き物たちのドラマを描きつつ、作画技法的にはリミテッドアニメーションとフルアニメーションとの対立を物語の中に織り込んだ意欲作になっている。
手塚治虫の生前には「第一楽章」と「第四楽章」が完成していた。今回「第二楽章」を監督したのが手塚眞さんである。手塚眞さんは全楽章分残されていた創作メモを頼りに、映像を完成させた。
2008年の第12回広島国際アニメーションフェスティバルにて、手塚眞さんは「第二楽章」と「第三楽章」を、自ら手がけることを発表していた。それから6年を経ての「第二楽章」完成だ。

この「第二楽章」は、8月21日からの第15回広島国際アニメーションフェスティバルにてワールドプレミアとなる。手塚治虫は第1回で『おんぼろフィルム』がグランプリを受賞など広島とは縁が深いだけに、お披露目には最高の舞台となるに違いない。
また9月5日からは横浜みなとみらいのブリリアショートショートシアターでも上映が決定している。こちらでは「手塚治虫アートアニメーション特集上映」と題し、1962年の『おす』から1988年の『自画像』まで、手塚治虫が亡くなるまでの間に製作された秘蔵のアニメーション全10作品を上映するなかでの特集になる。
[真狩祐志]

広島国際アニメーションフェスティバル
/http://hiroanim.org/
ブリリアショートショートシアター
/http://www.brillia-sst.jp/
TezukaOsamu.net
/http://tezukaosamu.net/
《animeanime》
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