「TVアニメ50年の金字塔」、「特撮国宝」 衛星放送協会オリジナル番組アワードで最優秀賞
衛星放送協会は、第4回衛星放送協会オリジナル番組アワードを発表した。編成企画部門は『TVアニメ50年の金字塔』、バラエティ番組部門では『特撮国宝 -TOKUHO-』が最優秀賞に輝いた。
ニュース
-
“警察官”キャラといえば? 3位「銀魂」土方十四郎、2位「ヒプマイ」入間銃兎、1位は…<24年版>
-
テレビアニメ50年の大型特番、アニマックス放映 アトム幻の34話・ルパン三世パイロットも登場
-
「声優と夜あそび」新クール突入! 夜あそびメンバーのプロフィール帳をチェック
このうちアニメ番組部門では、ショートアニメの『フルーティー侍』が最優秀賞を受賞した。また、オリジナル編成企画賞編成企画部門はアニマックスによる『TVアニメ50年の金字塔』が選ばれた。バラエティ番組部門では日本映画専門チャンネルの『特撮国宝 -TOKUHO-』が最優秀賞に輝いた。さらにミニ番組部門では『君にも見えたかウルトラの星!帰ってきたウルトラマンの魅力』(WOWOWプライム)が最優秀賞を受賞するなど、アニメ・特撮関連番組の質の高さが目立った。
『TVアニメ50年の金字塔』は、国産初の30分テレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』が誕生してから2013年で50年になったのを記念したものだ。8つのテーマ別にアニメ文化を掘り起こし、さらに50年のテレビアニメの歴史で注目すべきタイトルのエピソードをピックアップし放送する大型企画だ。
シャープな切り口や、アニメのジャンルの豊かさを目の当たりさせる、綿密なリサーチと取材などが評価された。また、「アニメ専門チャンネルとしての矜持と深い愛情を感じさせる」と講評されている。
.
一方、『特撮国宝 -TOKUHO-』は、もうひとつのエンタテイメントジャンル「特撮」の歴史にスポットを当てる。CGの発達と共に使われことが減っている日本の特撮文化とその職人たちの姿を番組のなかで残すことを目指した。
全6回にも及ぶ企画は、映画監督の樋口真嗣氏が監修する。樋口氏は番組ホストも務め、特撮関係のゲストに迎えトークなども行った。番組中には、大作やテレビ初放送作品、秘蔵パイロットフィルムまで、貴重な映像が続出した。
『TVアニメ50年の金字塔』と『特撮国宝 -TOKUHO-』の受賞からは、映像分野の文化の記録、保存に衛星放送事業者が大きな役割を果たしていることが分かる。今後も良質の番組を期待したいところだ。
第4回 衛星放送協会オリジナル番組アワード
/http://eiseihoso.org/award/2014/index.html