戦後日本マンガに大きな足跡を残した手塚治虫は、多数の傑作マンガを生み出した。その中には少女向けのストーリーも少なくない。手塚は5歳から24歳まで宝塚歌劇団の本拠地でもある宝塚に在住しており、その影響も受けているとみられている。そんな手塚治虫と宝塚の地、さらに2010年代の乙女の心を掴むコンテンツ「オトメイト」が組み合わさり、ひとつの企画が行われる。宝塚市立手塚治虫記念館にて、開館20周年記念の企画展 オトメイト×テヅカオサム「テヅカオトメ展」が開催される。「オトメイト」は、ゲーム会社アイディアファクトリーグループが開発する女性向けブランドだ。女性が夢見る世界、魅力的なキャラクター、共感出来るストーリーなどで人気のゲームジャンル オトメゲームを代表する存在になっている。『薄桜鬼』、『AMNESIA』、『緋色の欠片』などの代表作も数多い。その作品群はゲームソフトから始まり、関連アイテム、CDラジオ、アニメ、イベント、舞台まで様々展開をしている。「テヅカオトメ展」は、このオトメゲームの草分けである「オトメイト」と手塚作品がコラボレーションするものだ。やや意外感もある取り合わせだが、『リボンの騎士』を代表とする手塚治虫の少女向けの作品は、発表当時の少女達は魅了した。その特徴は映像的な手法や、斬新なストーリー展開、そして甘い恋などである。それは現在のオトメゲームに通ずるところがある。時代を超えた少女たちの人気コンテンツの取り合わせから一体どんなものが生れるのか気になるところだ。すでに公開されているポスタービジュアルには、オトメイト風にあ描かれたブラックジックの姿も見える。企画展は7月4日スタート、10月27日まで開催される。料金や開館日時、時間はミュージアムの公式サイトで確認出来る。開館20周年記念 第62回企画展 オトメイト×テヅカオサム「テヅカオトメ展」/http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/kikakuten.html#otome会場: 手塚治虫記念館2階会期: 2014年7月4日(金)~10月27日(月)休館日: 毎週水曜日(7月23日・30日、8月中は開館)「テヅカオトメ展」(C)Tezuka Produtions/IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY
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