3月17日に日本映像ソフト協会(JVA)が「JVA2013年年間統計調査結果」を発表した。市場全体は微減だが、国内アニメーションのDVD、Blu-ray Disc(以下BD)の2013年の売上げが好調だった。ビデオソフト(映像ソフト)全体の2013年の国内年間売上高は2517億7000万円と前年比2.6%減となった。このうちDVDが1629億8800万円(12.8%減)、BDが887億8200万円(24.1%増)と、引き続きDVDの落ち込みをBDがカバーするかたちとなっている。市場全体は微減だが、日本のアニメーションは789億9000万円と6.5%増と好調だった。売上高は過去6年間で最も高い。日本のアニメーションはここ数年、堅調な動きを続けてきたが、2013年は市場全体とは逆方向のトレンドとなった。また、海外アニメーションは一般向け、子ども向けを合わせて61億9100万円、日本と海外のアニメーションを合わせた売上高は851億7000万円である。市場全体の減少とアニメの増加で、全売上に占める日本のアニメーションの割合は全体の33%まで上昇した。国内映像ソフト市場の売り上げの1/3を日本のアニメーションが占めることになる。日本のアニメーションはアニメファン向けの商品が多い「日本アニメーション(一般向け)」と「日本の子ども向け(アニメーション)」の個人向け、レンタル店用の販売を合算した。数字を細かく割っていくと、さらにこのなかでアニメの映像ソフトの売り上げの伸びが個人向け・アニメファン向けに支えられたことが判る。「日本アニメーション(一般向け)」の個人向け販売に限れば、売上金額は610億6200万円と前年比14.8%増と二桁の伸びになっている。数量ベースでも1243万5495枚と23.6%増と大きな伸びを見せる。一方、レンタル店用は131億6700万円と1.7%の減少であった。2013年にアニメファンは、これまでより多くの映像ソフトを購入したことになる。レンタル店用の不振は、アニメ以外でも現れている。全体でも個人向けより、レンタル店用の落ち込みが厳しかった。DVDの売上高はレンタル店用向けが9.1%と個人向けの7.8%を上回る減少だった。さらに個人向けでは21.6%増加したBDも、レンタル向けでは2.2%減と厳しい。映像ソフトレンタル業界の環境が厳しさを増していることが、影響を与えている可能性もありそうだ。レンタル店用の不振は、近年の映像コンテンツの配信ビジネスの成長の影響を受けていると見ることも可能だ。しかし、配信ビジネスの成長が著しいアニメでは、むしろ映像ソフトの売上げが伸びている。アニメの映像ソフトビジネスを分析することが、今後の映像ソフト戦略の鍵になるかもしれない。日本映像ソフト協会/http://www.jva-net.or.jp/
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