急成長する動画配信、2012年は1000億円市場 DCAJが市場調査レポート | アニメ!アニメ!

急成長する動画配信、2012年は1000億円市場 DCAJが市場調査レポート

近年、テレビ放送、映画、映像ソフトに次ぐ、第4の映像マーケットとして、動画配信が急成長している。では、そのビジネス規模はどのくらいなのだろうか?

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近年、テレビ放送、映画、映像ソフトに次ぐ、第4の映像マーケットとして、動画配信が急成長している。では、そのビジネス規模はどのくらいなのだろうか?一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)によれば2012年の動画配信(VOD)の国内市場規模は推定約1016億円、前年比で23%増と大きく拡大した。
この調査はDCAJが、まとめた「動画配信(VOD)市場調査レポート2013」である。インターネットやCATVなどのインターネットを経由し、ユーザーが自分の好きな時間に動画コンテンツを視聴するサービス全般を動画配信サービスと定義し、その市場規模を算出した。

2012年の市場規模の対象は同年1月から12月まで、ユーザーが代金を払いコンテンツを視聴する有料サービスと広告費を主な収入源とする無料サービスの総額としている。また、併せて2010年、2011年の市場も推定している。
DCAJは2010年の市場規模は762億円、2011年826億円としている。一般的なイメージどおり、動画配信が急成長していることが分かる。
DCAJは市場拡大について、メジャータイトルの配信が増加しこと、その配信まで期間が短くなっていること、ユーザー1人当たりの支払金額が増加していることを挙げている。また、2011年末から1000円未満の定額見放題サービスが複数提供され始めたことも、ライトユーザーの拡大に貢献したとする。

「動画配信(VOD)市場調査レポート2013」では、このほかユーザー実態調査も行い、より詳細なユーザー動向も追う。さらにNTTぷらら、ジュピターテレコム、マイシアターD.D.、エイベックス・グループ・ホールディングス、DMM.COM、GyaO!、Hulu、日本マイクロソフトの主要企業の動向も調査した。市場の今後や、VOD事業者の一覧なども掲載した。
動画配信市場は、分断的に語られてやや判り難いのが現状だ。「動画配信(VOD)市場調査レポート2013」は、そうした市場の把握に力を発揮しそうだ。
ビジネスユースということで価格は9975円(税込)となっている。しかし、ビジネス関係者にとっては活用範囲は広いだろう。

動画配信(VOD)市場調査レポート2013
制作・発行: 一般財団法人 デジタルコンテンツ協会
仕様: A4 89ページ
発刊: 2013年5月27日(発売中)
定価: 9975円(税込)
販売: SPIインフォメーション、デジタルコンテンツ協会
/http://www.spi-information.com/report/07269.html 
《animeanime》
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