「キャプテンハーロック」国際3D協会で外国アニメーション映画最優秀賞 フランス興収8億円突破
東映アニメーションが製作した『キャプテンハーロック』が、海外で高い評価を受けている。国際3D協会 3D CREATIVE ARTS AWARDS授賞式で、外国アニメーション映画最優秀賞を受賞した。
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国際3D協会は3D(立体視)の業界団体で、3Dのプロフェッショナルが集まる。ワールドワイドな専門家が『キャプテンハーロック』の映像を高く評価したかたちだ。
3D CREATIVE ARTS AWARDSでは外国語実写映画最優秀賞も日本から『Present For You』が受賞している。国内では3D映画は一時に比べて制作意欲は冷めたと指摘されることも多いが、ここでは存在感をみせつけた。
アワードで最も活躍したのは、『ゼロ・グラビティ』である。実写映画最優秀賞を筆頭に4部門を受賞している。アニメーション映画最優秀賞は『アナと雪の女王』だった。
『キャプテンハーロック』はヨーロッパでも活躍している。フランスとイタリアで引き続き、好調な興行を続けている。フランスでは12月25日に237のスクリーンで公開、初日の動員数はフランスで公開された日本映画では歴代1位のオープニング記録となった。1月31日まで速報値で、興行成績は約8.4億円、動員数70万人を超えた。
イタリアでは1月1日に260スクリーン規模で公開、こちらも速報値で興収約7億円、動員数も61万人を超えている。同国の日本映画歴代第1位となる。
東映アニメーションによれば、『キャプテンハーロック』は現在80を越える国と地域からオファーを受け、交渉・配給の準備を進めているという。今後も大きな成果が期待出来そうだ。