2010年に『イヴの時間 劇場版』でロングランを記録した吉浦康裕監督の最新作『サカサマのパテマ』が11月9日に全国公開となる。2013年6月にはアヌシー国際アニメーション映画祭に正式招待され、大きな注目を集めている作品だ。10月24日には第26回東京国際映画祭でジャパンプレミアが開催された。会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズには、吉浦監督に加えて、パテマ役の藤井ゆきよさん、エイジ役の岡本信彦さんが登壇した。上映前の舞台挨拶では、当日27歳の誕生日を迎えた岡本さんをお祝いするサプライズもあり、大盛況のイベントとなった。上映には海外のファンも来場していたことから、舞台挨拶は英語通訳を交えて行われた。吉浦監督は客席に女性の姿が多く驚いた様子。「主に岡本さんファンの皆さん」と話し、会場の笑いを誘う一幕が見られた。そのセリフは通訳で"Okamoto Fans"と表現され、またもや爆笑が巻き起こるなど、和やかな雰囲気でイベントはスタートした。本作で初のヒロインに抜擢された藤井さんは、「観客の皆様とお会いできる機会も頂けて、恵まれた作品と出会えて本当に嬉しいです」と、目に涙を浮かべながら答えた。作品の魅力について問われると「こんなに不思議なボーイミーツガールはない」と断言した。そして「男女が出会って、どう変わってどう成長していくのか楽しんでほしい」とメッセージを伝えた。岡本さんも吉浦監督の脚本を読んで衝撃を受けたようだ。普段の演技とは異なり「見たままの文章をそのまま感じ取って、デフォルメをまったくしないで」アフレコに挑んだことを明かした。また、様々な視点で進むストーリーや作品への考えが次々と変わっていく展開を「コロコロ感」と表現し、「台本を読んでいない状態でもう一度見たい」と絶賛していた。『サカサマのパテマ』はすでにスコットランド ラブアニメ映画祭2013で審査員賞と観客賞をダブル受賞する快挙を果たしている。吉浦監督は「小学生から自分の実家の両親まで楽しめる作品にしたかった」と語っており、作品の裾野の広さが海外での受賞に繋がったかたちとなった。最後はサプライズとして、岡本さんの誕生日を祝福するバースデーケーキが登場した。ファンからは「信くん、お誕生日おめでとう!」という声援が飛び交い、岡本さんは驚きながらも「ありがとうございます!」と喜びを爆発させた。キービジュアルをイメージした巨大なケーキに「これは、食べきれないなぁ」と感想を漏らしつつ、27歳に向けた抱負を宣言した。[高橋克則]『サカサマのパテマ』11月9日(土) 全国劇場公開/http://patema.jp/
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