アニメ版「アベンジャーズ」14年春放送開始 ディズニー製作、東映アニメ制作、バンダイが玩具展開 | アニメ!アニメ!

アニメ版「アベンジャーズ」14年春放送開始 ディズニー製作、東映アニメ制作、バンダイが玩具展開

アメリカンコミックスの人気ヒーローが勢揃いする“アベンジャーズ”が、初めて日本アニメとなる。ウォルト・ディズニー・ジャパンは、日本のアニメスタジオが制作する『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』製作を発表した。

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(c)2013 MARVEL
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アメリカンコミックスの人気ヒーローが勢揃いする世界的な大ヒット作“アベンジャーズ”が、初めて日本アニメとなる。ウォルト・ディズニー・ジャパンは、日本のアニメスタジオが制作する新作テレビアニメシリーズ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』を製作すると発表した。
本作は日本の男児に向けた作品となり、2014年春より地上波局で全国放送される。アニメ制作は、国内大手のアニメスタジオである東映アニメーションが担当する。さらに男児向けの玩具で定評のあるバンダイがキャラクター商品化を担当する。メディア・エンターテイメントの有力企業3社が、“アベンジャーズ”の日本展開で協力する。

“アベンジャーズ”は、ディズニー傘下のコミック出版社マーベルの人気ヒーローたちが共に活躍する作品だ。アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソー、ハルクなどが登場する。米国ではコミック展開で人気を集めた後、2012年にハリウッド映画となり、これが世界的な大ヒットとなった。続編映画の企画も進んでいる。
今回は、このシリーズを、日本市場向けに完全にローカライズする。メインターゲットは6歳から12歳、キッズアニメを得意とする東映アニメーションが制作するだけに、その仕上がりも期待出来そうだ。
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』は、“アベンジャーズ”ノチームを組むヒーローが、地球征服を企てるロキの野望を阻止するため、少年たちと力を合わせて戦いに挑む。やはり、マーベルの人気ヒーローであるスパイダーマンも登場するとことだ。

ウォルト・ディズニー・ジャパンによれば、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』は、ウォルト・ディズニーが世界的に進めるローカルコンテンツ戦略の一環である。ディズニーは、豊富なキャラクター、タイトルからそれぞれの地域にあったかたちで独自の市場開発を進めている。
これまでにも、マーベルのコミックスヒーローは、2010年に日本のスタジオであるマッドハウスによる「マーベルアニメ」としてアニメ化されたことがある。この中には『アイアンマン』、『ウルヴァリン』、『X-MEN』、『BLADE』が含まれている。ただし、こちらは米国でもテレビ放映され、日本向けというよりも海外向けの作品が強かった。また、映像商品として展開された。

しかし、今回は日本のマーケットに集中し、日本アニメが得意とするキャラクターや玩具との連動が目指されている。これはむしろウォルト・ディズニー・ジャパンが、これまで手がけてきた日本向けのオリジナルシリーズ『ファイアボール』、人気キャラクタースティッチを主人公にした日本アニメ版『スティッチ!』により近い。
日本の市場では、2Dセルタッチの日本アニメが依然、子どもたちの支持を得るケースが多い。海外の巨大メディアも、こうした市場に関心を深めている。こうした海外の大手メディア・エンタテインメント企業が国内アニメに関わるケースは今後も増えそうだ。

『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
Marvel Disk Wars: The Avengers
原作: マーベル・コミックス
製作: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

あらすじ
「凶悪なヴィランを捕らえるために開発された携帯用捕獲装置「ディスク」。だが、ロキの陰謀によって驚くべき数のヴィラン、そしてヒーローまでもがディスクに閉じ込められてしまい世界中に散らばってしまった!
その混乱の中、5人の少年たちが「バイオコード」というプログラムによってディスクに閉じ込められたヒーローを実体化させる力を手に入れた。辛くも難を逃れたスパイダーマンが取り戻した 5 枚のディスクを授かる少年たち、そして彼らの力で実体化できるようになったアベンジャーズ!果たしてロキの陰謀とは何なのか?ついに火蓋を切る地球規模のディスク争奪戦!
アベンジャーズは少年たちと力をあわせ、それぞれの能力と必殺技を駆使して戦いに挑むのだ。」
《animeanime》
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