「CLOCK ZERO」「十鬼の絆」 オトメイト舞台化シリーズに見るライブエンターテイメントビジネスの形  2ページ目 | アニメ!アニメ!

「CLOCK ZERO」「十鬼の絆」 オトメイト舞台化シリーズに見るライブエンターテイメントビジネスの形 

高浩美のアニメ×ステージ&ミュージカル談義:オトメイト舞台化シリーズ第2弾『CLOCK ZERO~終焉の一秒~A-Live Moment』そして第3弾『十鬼の絆』に見るライブエンターテイメントビジネスのひとつの形

連載 高浩美のアニメ×ステージ/ミュージカル談義
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■ 『CLOCK ZERO~終焉の一秒~A-Live Moment』、歌や殺陣を使い、
不思議な世界観を構築、劇場外でも作品世界に浸れる企画も嬉しい


オープニングは萌え台詞からスタート、ファンの気持ちを掴む。それからストーリーが展開されるが、実は結末は2つ、未来ENDと現代END、2度見るとさらに美味しいシステムになっている。ゲーム故の企画と言えよう。

小学6年生のヒロイン・撫子は不思議な夢を見るようになる。それは暗く陰鬱な世界だった。ある日、新任教師・神賀旭の呼び出しで特別授業を受ける事に。その課題を通じて撫子は転校生の鷹斗と交流を深めていくことになるが…。やがて見ていた不思議な夢は現実と交錯し始め、運命の歯車が回りだす…。

ミュージカル形式でエンターテイメント性を出し、楽曲で不思議な世界を表現。原作に忠実に舞台化、現実と非現実が交錯するが、キャストが一丸となってよく健闘していた。
ロビーでは様々なグッズが販売されているが、実は劇場に最も近い「カラオケの鉄人」西新宿店ではキャラクターをイメージしたドリンクが飲めるそう。公演後はカラオケでまた作品世界に浸れる、ということで、劇場外でも『CLOCK ZERO~終焉の一秒~A-Live Moment』を満喫できるという趣向である。
この作品に限らず劇場外でも楽しめる企画、今後は盛んになっていくと思われる。そもそも観劇後、つまりアフターシアターで友人達と作品について語り合うのは当然の流れ。その“アフターシアターもまるごと楽しむ”ためのお膳立てまでのきめ細かい“フォロー”、ファン心理を揺さぶるに違いない。

『CLOCK ZERO~終焉の一秒~A-Live Moment』
全労済ホール/スペース・ゼロ
9月27日~10月6日
/http://clock-zero.otomelive.com/

オトメライブのブログ
/http://ameblo.jp/otomelive-stage/entry-11622188240.html

『十鬼の絆~関ヶ原奇譚~』
星陵会館
12月13日~22日
/http://ameblo.jp/otomelive-stage/entry-11622188240.html   
《animeanime》
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