「SFと未来像」展 日本SF作家クラブと米沢嘉博記念図書館がフィクションと現実の関係を斬る | アニメ!アニメ!

「SFと未来像」展 日本SF作家クラブと米沢嘉博記念図書館がフィクションと現実の関係を斬る

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2013年9月1日から29日までの約1ヵ月間、東京・神田駿河台の明治大学博物館で、「SFと未来像」展と題された企画展示が行われる。SFが描いてきた未来像に焦点をあて、SFと日本の社会との関係について考える。フィクションと現実の関係に、多角的な視点を提供する。
かなり意欲的な取り組みの展示企画は日本SF作家クラブと、明治大学・米沢嘉博記念図書館との共催により実現した。日本SFの創り手と、ポップカルチャー・サブカルチャーの研究で知られる図書館だけにその内容も期待される。

展示は3つのセクションから構成される。第1セクションは“進歩史観的/衛生的な未来像”である。1970年の大阪万博によって当時に幅広く共有された未来像としており、幸福感あふれる技術革新と理想に満ちた世界観のようだ。
第2セクションの“ポスト進歩史観的/退廃的な未来像”である。こちらは第1セクションとは対照的な姿になる。オイルショックとベトナム戦争以降におきた進歩史観や国家威信の失墜、PCの普及を背景としたものだという。
そして最後に、ポストヒューマンとして新たな未来像を掲げる。ここはまさに現在、我々が持つイメージがテーマになるようだ。通史的な捉え方でなく、ひとつのテーマを軸に社会との関わりを提示するのが興味深い企画だ。

登場する展示は、SF『スターウルフ』の小説表紙(斉藤和明原画)から、レイガンの玩具、『AKIRA』のバイク、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の背景原画、初音ミク、現代SF小説「BEATLESS」(著:長谷敏司、イラスト:redjuice)まで多彩だ。SF関連グッズ、イラスト原画、アニメの原画・セル画・背景、フィギュアなどに至る。SFの描くイメージが多彩なメディアで紹介されるのも面白い。
企画展は9月1日から9月29日までの毎日10時から17時まで、会期中は無休のため足を向けやすい。場所は明治大学博物館の特別展示室なる。入場は無料となっている。

「SFと未来像」展
/http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-miraizo.html
会場: 明治大学博物館 特別展示室
期間: 2013年9月1日(日)-9月29日(日)、会期中無休
開館時間: 10:00-17:00(入館は16:30まで)
入場料: 無料
主催: 日本SF作家クラブ・明治大学 米沢嘉博記念図書館
*詳細は上記アドレスで確認出来ます。
《animeanime》
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