2011年に米国公開、世界興収4億8400万ドルを叩き出したメガヒットのCGアニメーション映画『ブルー初めての空へ』が、10月5日から上映されることが決まった。国内最大のシネコンチェーン イオンシネマで、期間限定公開される。『ブルー初めての空へ』は、ピクサーやドリームワークス・アニメーションなどと並ぶCGアニメーションの有力スタジオとして名高いブルースカイ・スタジオが製作した。同スタジオは『アイスエイジ』や『ロボット』など数々の大ヒット作を生み出してきたことで知られる。本作も米国アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされた傑作だ。ところがこれまでは、興行的な判断もあり、日本での公開が見送られていた。2012年にDVD/Blu-rayディスクだけが発売になっていた。しかし、このDVD/BDを観たがファンから絶賛の声が巻き上がった。是非、大スクリーンで観たいとインターネットなどで多くコメントされた。この声を受けて米国公開から2年ぶりに日本での限定公開が実現することになった。『ブルー初めての空へ』は、家庭でペットとして育てられていたインコのブルーがひょんなことで故郷のブラジルに行くことから始まる。ところがそこで仲間と共に鳥の密売業者に捕まってしまう。ブルーは果たして無事に逃げられるのか?そしてブルーの恋の行方は?はらはらドキドキのストーリーを中心に見どころは満載だ。たくさんの鳥たちを描き出すカラフルな映像、ラテンミュージックなどの豊かな音楽も楽しめる。ブルーの声優には『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグを起用、さらにヒロインのジュエルは『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイ、親友のカナリアのニコはジェイミー・フォックスとこちらも豪華だ。近年、米国では、CGアニメーションの大作映画の製作が増加している。ピクサーやドリームワークス・アニメーションといった老舗のスタジオがかつてより制作ピッッチを上げる一方で、ブルースカイ・スタジオをはじめソニーピクチャーズ、イルミネーションといった新興勢力が次々に参入、高い評価と興行成績を残している作品も多い。これは米国の劇場アニメーション市場の拡大を反映している。質も量もますます豊かになっている米国のアニメーション業界は、黄金時代を迎えている。ところが、こうした作品のなかには、米国で大ヒット、高評価を得ながら、日本では劇場公開をしないケースが増えている。米国の市場の拡大の一方で、日本の洋画アニメーションの市場はさほど拡大していないためだ。また、日本では国内のアニメーション映画製作が急増しているとの事情もある。この結果、日本の市場にあったと判断された場合のみ国内公開、世界的なヒット作ながら日本では未公開の作品が続出している。海外の優れた作品を観る機会が減っているのが現状だ。今回の『ブルー初めての空へ』の公開は、そうした状況の一角をファンが突き崩したかたちだ。日本未公開の傑作はまだまだ少なくない。『ブルー初めての空へ』には、そうした環境の突破口としても期待したい。『ブルー初めての空へ』10月5日(土) 全国イオンシネマで期間限定上映/hp://blue-aeon.jp声の出演ジェシー・アイゼンバーグ(山口勝平)/アン・ハサウェイ(恒松あゆみ)監督: カルロス・サルダーニャ製作総指揮: クリス・ウェッジ製作: ブルース・アンダーソン/ジョン・C・ドンキン音楽: ジョン・パウエル、セルジオ・メンデス 主題歌: 「Real In RIO」(作詞・作曲:セルジオ・メンデス/歌:タイオ・クルーズ)
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