7月3日から6日まで、東京ビッグサイトにて第20回東京国際ブックフェアが開催される。東京国際ブックフェアは、書籍の商談を目的とした展示会として開催されている。会期中は全国書店の営業や版権の世界への売り込み、読者への直接アピール・販売や大々的なイベントなどが実施される。このほか会期中は、各種講演や、シンポジウム、専門セミナーが開催される。このうち基調講演を、角川グループホールディングス取締役会長 角川歴彦氏が務める。開催のオープニングに合わせて「出版業界のトランスフォーメーション~Changing Times, Changing Publishing~」で電子書籍市場について語る。電子書籍市場は、今後の成長が期待される分野で、その影響は広い範囲に及ぶとみられる。再販・委託制に支えられた流通構造や著作権のあり方など、出版業界の人間が持つべき心構え、について考える。さらに出版業界のシステム全体に抜本的構造変革を迫ってくる電子書籍との向き合い方にフォーカスする。このほか期間中は、いくつもの専門性の高いセミナーが設けられる。書店員向け、出版社向け、編集者向けといったセミナーがプログラムとして組まれている。講談社国際事業局局長の吉羽治さんによる「漫画の版権輸出からアニメの共同製作へ」もそのひとつだ。『巨人の星』のインドアニメ版『スーラジ ザ・ライジングスター』を共同製作した事例を紹介しながら、版元が海外へ売り込むために必要な戦略や著作権上の注意点を語る。第20回東京国際ブックフェアは、第17回国際電子出版EXPO、第3回ライセンシングジャパン、第2回クリエイターズEXPO東京、そして新規開催のプロダクションEXPO東京やコンテンツ制作・配信ソリューション展との共催にもなっている。こちらでも各種のセミナーが実施される。[真狩祐志]東京国際ブックフェア/http://www.bookfair.jp/東京国際ブックフェア 専門セミナー/http://www.bookfair.jp/seminar/ 会場: 東京ビッグサイト 会議棟主催: 東京国際ブックフェア実行委員会/リード エグジビション ジャパン
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