平成25年度の文化庁国際共同制作映画支援に押井守監督実写映画など | アニメ!アニメ!

平成25年度の文化庁国際共同制作映画支援に押井守監督実写映画など

ニュース

文化庁は映画、アニメーションなどの国際共同製作を支援するプロジェクトとして、平成25年度も国際共同製作映画支援事業を実施する。国際共同製作による劇場映画やアニメーション映画に作品ごとに最大5000万円までの助成金を補助するものだ。
5月24日に、この支援事業の対象作品が発表された。平成25年度は2億円の予算に対して、劇場映画3作品、アニメーション映画1作品が採択された。

アニメーション映画で唯一採択されたのは、ルーセント・ピクチャーズエンタテインメントの「プロジェクト アルファ(仮題)」である。作品タイトルも仮題、詳細は明らかでないが、米国との共同製作としている。支援金額は5千万円(予定)となっている。補助対象は経費の1/5以内との規定があるため、本作は製作費2億5000万円以上のプロェクトであることが分かる。
ルーセント・ピクチャーズエンタテインメントは、アニメの企画・製作会社で近年は海外でも高い評価を受けた『映画ベルセルク 黄金時代篇』3部作で注目された。

一方、劇場映画(実写)では、アニメスタジオのプロダクションI.Gの『ザ ラスト ドルイド ガルム ウォーズ The Last Druid:Garm Wars (仮題)』が注目される。本作はすでに製作発表もされており、カナダのThe Nakamura Groupと共同製作をする。プロダクションI.Gが取り組む初の大型実写映画である。
また、監督には『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、『イノセンス』などで国内外に高い知名度を誇る押井守さんが起用されている。実験的な映像や国際共同製作に相応しく、出演者はカナダ現地の役者となる。こちらも補助金額は5000万円となっている。
このほか劇場映画は東映が中国と共同製作する『真夜中の五分前』、キノが米国と合作する『人類資金』が採択されている。

国際共同製作映画支援事業は、日本では数少ない映画の国際映画を推進する助成プロジェクトとして評価されている。しかし、今後の改善余地も少なくない。
平成25年度の事業では、申請件数が6件に対して採択件数が4件、アニメーション映画では申請件数1件に対して採択件数が1件という状態だ。国際共同製作の支援が求められているなかで、必ずしも応募が多くない状況だ。
これは対象事業の条件が、現在の国内の製作状況と一致していないためとの指摘がある。例えばアニメーションでは、申請してから年度内に映画を完成させる必要がある。しかし、企画から制作、完成までに実写映画より時間がかかるため、条件をクリア出来る企画が限られるとされている。開始から3年目を迎えた事業は、今度、こうした経験をフィードバックして活かすことが求められそうだ。

文化庁 /http://www.bunka.go.jp/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集