東京国際アニメフェア2013 クリエイターズワールド報告 「なめこ」「LINE」の制作会社も | アニメ!アニメ!

東京国際アニメフェア2013 クリエイターズワールド報告 「なめこ」「LINE」の制作会社も

東京国際アニメフェア3の一角を占めるクリエイターズワールドは、新しい才能を発掘、紹介する場として設けられている。優れた作家や作品、立ち上がったばかりの注目のスタジオなどがブースを設ける。

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3月21日から24日まで、東京ビッグサイトにて東京国際アニメフェア2013が開催された。そのなかの一角を占めるクリエイターズワールドは、新しい才能を発掘、紹介する場として設けられている。優れた作家や作品、立ち上がったばかりの注目のスタジオなどがブースを設ける。
これまでも数々の才能を世に送り出し、注目されてきた。アニメフェアの名物企画のひとつとなっている。

今回は新規応募から3組、過去の出展者から15組が参加した。2013年の最大の特徴は、クリエイターズワールドのエリアが、会場の中央寄りに持ってこられたことだ。
スペース自体は、これまでよりこぶりとなったが、今までに比べるとより来場者の目につきやすくなった。作品紹介の点では、効果が期待出来る。

数年ぶりの参加となったのは増田智美さんと松村麻郁さんだ。増田さんは、過去にも一度出展したことがある。その際にはドバイのプロダクションから声がかかり、現地で仕事を経験している。その成果もクリエイターズワールドで紹介された。増田さんは現在、カナダのバンクーバーで活躍している。
松村さんは小学館の小学二年生で絵を担当していた『ショボリン』をアピールした。本作が昨年絵本になったことからそのPRも行っている。

スタジオの出展も多い。4月から新シリーズが始まるNHKの『リトル・チャロ4』を制作するSpooky graphic、宮城・仙台アニメーショングランプリ2013のセミナーでご当地アニメ『マグネッ娘』を提案したドメリカなどだ。
Happyprojectは、制作を担当し、現在放映中の『LINE OFFLINE~サラリーマン~』を出展した。2012年に『なめこのうた』のPVを制作したNEFT FILMなど話題の作品の制作関係もみられた。、
ステージでは各クリエイターのプレゼンやトークショーがあった。「オリジナル作品で食べていけるか?2」、イベント「ドスパラ×青山桃実~高性能・最新PCによるアニメーション制作」などである。

クリエイターズワールド以外でも、新進の才能はみられた。澤田裕太郎さんの新作は、コミックス・ウェーブ・フィルムのブースでティザートレーラーを初公開していた。作品の詳細は今後になる。
隣接の展示のワコムも、注目されていた。このほど発表されて話題となったペンタブレットの最新機種「Cintiq 13HD」にいち早く触れることも出来た。たまたま訪れた森本晃司監督が描き味を試す様子も見られて。
[真狩祐志]

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