電通は2月4日から、動画共有サイトYouTube内にマンガチャンネルMANGAPOLO(マンガポーロ)を開設した。YouTubeと言えば動画とのイメージが強いが、ここでは敢えてマンガをYouTubeを使って配信する。ただし、第1弾となった『ドラゴンボール』を見ると、従来の電子書籍とはかなり異なるイメージである。作品は全編をフルカラー着色し、さらにBGM、ダイナミックな動きもつける。インターネット、モバイルならではの臨場感溢れる楽しみを提供する。マンガの新しいスタイルに挑戦していることが分かる。MANGAPOLOのサイトは、2012年にYouTubeがスタートした新たな公式番組のひとつとなる。この公式番組は、YouTubeを運営するグーグルと国内有力コンテンツホルダーが連携することで実現した。今回はこれまでの公式番組の自社コンテンツでとはやや異なり、電通が出版とのネットワーク活かした集めた作品から構成される。第1弾の『ドラゴンボール』は集英社により出版されている。今後も、複数のマンガ出版の協力を仰ぎ、マンガとマンガ関連動画の配信をする方針だ。また、YouTubeの特性活かした新たなマンガ表現の開発、作家とファンの交流、新人クリエーターの発掘なども目指すという。新たなマンガビジネスを目指すことになりそうだ。実際に今回の配信では、いくつもの新しいビジネスの導入が窺える。そのひとつは、提供されるマンガが無料となっていることだ。その代りに、これらのマンガには広告がつけられている。映像では広告モデルの放送や配信は多いが、出版コンテンツではこうした試みは必ずしも多くない。広告代理店らしいアイディアである。もうひとつは、コンテンツの配信を日本語と英語の双方で行うことだ。電通は出版社の正規コンテンツ、質の高いマンガ関連情報を世界に向け発信、マンガコンテンツの世界市場活性化を目指すと説明する。インターネットならではの国境を感じさせないサービスが組み込まれる。電通によればこれにより既存のファンだけでなく、世界中の潜在的な読者層にアプローチすることが可能になるという。日本のマンガは世界各国で読まれているが、その中にはインターネット上に溢れる海賊版が少なくない。海賊版対策とインターネットを利用した正規マンガ配信の収益化は多くのマンガ出版社の課題だ。廉価で素早く、ストレスなく、日本のマンガを届ける仕組み作りが求められているが、ハードルは高い。今回、MANGAPOLOは、すでに世界8億人以上に利用されているYouTubeを利用することで、インフラ作りの問題を解決する。さらに広告モデルの導入で、究極の廉価である無料を実現する。こうしたビジネスがグローバルなマンガビジネスに変革をもたらすのか、興味のあるところだ。マンガチャンネル「MANGAPOLO」/http://www.youtube.com/user/MANGAPOLO 開設時期: 2013年2月4日利用方法: YouTube上にて展開利用料金: 無料対象言語: 日、英(予定)
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