今年もこの1年間に劇場公開される作品のお披露目の場「東映ラインナップ発表会」が、1月31日(木)に、東京・東京會舘にて行われ、来場した映画や劇場、TV業界などから多数の関係者に、プロデューサーや監督たちがそれぞれに作品をアピールした。中でも東映作品の要となる、昨年公開されアニメ界に新記録を打ち立てた『ONE PIECE FILM Z』、『プリキュア』シリーズなどのアニメ作品の紹介には、報道陣たちは食い入るように聞き入っていた。今回発表された今年のアニメ作品は、全部で6作品。この日の会見では、松本零士の「宇宙海賊キャプテンハーロック」の映画化作品となるフルCGアニメーション映画『キャプテン・ハーロック』(仮題)の詳細が初めて明らかにされた。始めに本作のインターナショナル・トレーラーが上映され、「みなさんにお見せするのを楽しみにしていました。今回のトレーラーでの映像はかなり抑えてあります。もっともっとすごい映像があります」と語る、荒牧伸志監督。リメイク…ではなく“リブート(再誕)”作品として、3,000万ドルという巨額の総製作費が投じられた本作。荒牧監督は「30年前の作品を、どうやって現代に蘇らせるかがポイントだった。現代の閉塞感を打ち破るようなキャラに仕上がっている」とその声には思わず熱がこもっていた。さらに、17年ぶりにスクリーンで復活を果たす鳥山明原作による超人気コミックの劇場版最新作『ドラゴンボールZ 神と神』。プロデューサーは「私からの紹介はなくてもいいでしょ(笑)」と伝説的な人気作に対する自信を露わにする。邦画で初となるIMAXシアターで公開される本作。原作からストーリー、キャラクターデザインまでもを原作者・鳥山さんが手がけたことについては「鳥山ユニバースの復活です! (鳥山)先生自身、“リベンジ作”だとかなり気合が入っています」と早くお披露目したいといった様子だ。また、手塚治虫のコミックを原作に描くシリーズ第2弾『手塚治虫のブッダ 目覚め(仮)』や“食×アクション”という斬新な設定で人気を博す「少年ジャンプ」のコミック「トリコ」の映画化、少女たちに大人気の『プリキュア』が2本公開されることも明らかとなり、まさに鉄壁の布陣で2013年を迎えたようだ。※『キャプテン・ハーロック』インターナショナル・トレーラーはcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) LEIJI MATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners
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