アメコミ「サイボーグ009」プレビュー版配信開始 石ノ森章太郎生誕75周年記念 | アニメ!アニメ!

アメコミ「サイボーグ009」プレビュー版配信開始 石ノ森章太郎生誕75周年記念

米国で制作が進められてきた英語版グラフィクノベルになった『サイボーグ009』が遂に姿を見せた。Archaia社はこの夏に発売するグラフィクノベル『サイボーグ009』のプレビュー版のcomiXologyを通じた電子配信を開始した。

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アメコミ「サイボーグ009」プレビュー版配信開始 石ノ森章太郎生誕75周年記念
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2013年1月25日は、石ノ森章太郎の生誕75周年にあたる。この記念すべき日に合わせて、米国で制作が進められてきた英語版グラフィクノベルになった『サイボーグ009』が遂に姿を見せた。
米国Archaia社はこの夏に発売するグラフィクノベル『サイボーグ009』のプレビュー版のcomiXologyを通じた電子配信を開始した。アメリカンコミックススタイルとなった『サイボーグ009』がいち早く楽しめる。

プレビュー版は、『Cyborg009 Chapter000』とタイトルされた作品の中のひとつになる。17ページのプレビューに、電子出版ならではの企画「島村ジョーが動く表紙」、さらに原作版(英訳版)61ページをセットにして2.99USドルと手頃な価格で販売する。まず、作品を知ってもらうお試し版の位置づけだ。
この後は、本年7月のサンディエゴ・コミコンに合せて第1巻を発売する。こちらはハードカバー大判変形A4サイズ(予定)オールカラー100ページ、プラス特集で構成される。電子版も同時展開、さらに米国以外の英語圏、日本語などの各国版も予定とビッグプロジェクトになる。

『サイボーグ009』は、石ノ森章太郎が1964年に「少年キング」の連載でスタートさせた代表作だ。2012年には新作劇場映画『009 RE:CYBORG』の公開があるなどその動きも活発だ。そうした中でスタートしたのが、このアメコミ版『サイボーグ009』のプロジェクトである。
これまでも米国では日本の人気マンガの英訳出版が数多く行われてきた。しかし、アメコミスタイルでのリメイクはあまりない斬新な挑戦だ。日本のマンガの持ち味を現地のスタイルにすることでより多くの人に届ける。そんな試みが実際に何を生み出すかのかが、注目される。

『Cyborg009 Chapter000』を配信するcomiXologyは、北米最大の電子コミックの配信会社である。累計ダウンロード数は1億を超えている。
現在は、『サイボーグ009』のほか『キカイダー』や『仮面ライダー』、『イナズマン』、『スカルマン』などの英語翻訳版の配信もしている。日本のマンガの取り扱いは必ずしも多くないが、今後も積極的に取り扱う方針だという。

石森プロ /http://www.ishinomori.co.jp/
Archaia公式サイト /http://www.archaia.com 
comiXology公式サイト /http://www.comixology.com/Archaias-Cyborg-009/comics-collection/921

『Cyborg009』
2013年7月 SanDiego COMICON2013にて出版開始予定
原作: 石ノ森章太郎作「サイボーグ009」 
脚本: F.J.Desanto, Bradley Cramp 作画: Marcus To
判型: ハードカバー大判変形A4サイズ(予定)オールカラー100P+特集
出版国: 米国他英語圏 日本など各国版を予定。
電子配信: comiXology社他
関連URL: 

『Cyborg009 Chapter000』
内容:17ページプレビュー+動く島村ジョーの表紙+原作版61ページ
配信: comiXology 社独占世界配信
価格: 2.99USドル
《animeanime》
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