2012年8月に米国で劇場公開され、その映像が話題を呼んだストップモーション・アニメーション『ParaNorman』の日本公開が決定した。邦題を『パラノーマン ブライス・ホローの謎』として、2013年3月29日に東宝東和配給でロードショーとなる。本作は2009年に公開(日本公開2010年)された傑作『コララインとボタンの魔女』を製作したライカ・エンターテインメントが再び世に送り出したアニメーション映画だ。300年前に魔女狩りの現場になったと言われている町ブライス・ホローを舞台に、死んだ人たちと会話する能力をもった少年・ノーマンが300年前に封印された魔女の謎と戦う。見どころは、2012年ならではのストップモーション(コマ撮り)・アニメーションの技術だろう。アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリ(クリスタル賞)受賞、米国アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートなど高評価を得た『コララインとボタンの魔女』の映像からさらに進化した映像となりそうだ。近年のトレンドとなっているストップモーションの映像をさらにテクニカルに処理する手法も注目される。物語と共に、その技術にも注目しべきことが多い。本作は、12月4日に発表されたばかりの第40回アニー賞で、作品賞を含む主要8部門ノミネートされた。アニー賞はアニメーションのアカデミー賞と呼ばれる存在である。また、米国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞でもすでに選考対象作品に挙がっており、今後の活躍が期待されている。興行成績も全米5500万ドルを突破。前作の『コララインとボタンの魔女』と同様に、ストップモーションが、多くの観客から支持を集めるアニメーションであることを証明している。CGともセルタッチとも異なる表現は、日本の観客にもアピールするはずだ。『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(原題:『ParaNorman』)2013年3月29日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー配給: 東宝東和(米国公式サイト)/http://paranorman.com/製作会社: ライカ・エンターテインメント監督: クリス・バトラー、サム・フェル[声出演]コディ・スミット=マクフィー、タッカー・アルブリッチ、アナ・ケンドリック、ケイシー・アフレック
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