映画・番組国際見本市 TIFFCOM2012 バイヤー数は前年比20%増で盛況に | アニメ!アニメ!

映画・番組国際見本市 TIFFCOM2012 バイヤー数は前年比20%増で盛況に

10月23日から25日まで、東京・お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAで開催された映画や放送番組などの国際コンテンツ見本市TIFFCOM2012は、開催3日間の総来場者が1万2863人となった。

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10月23日から25日まで、東京・お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAで開催された映画や放送番組などの国際コンテンツ見本市TIFFCOM2012は、開催3日間の総来場者が1万2863人となった。また、出展団体数は、世界25ヵ国・地域より299、またバイヤー登録者は34ヶ国・地域から983人となった。

このうちバイヤー数は、2011年の713名を大きく上回り前年比で20%増と大きく伸びている。昨年に続き、過去最高を記録した。取引の場としてのTIFFCOMの活用が進んでいることが窺える。また、出展団体数も過去最高だった。
こうした国際的な広がりは、バイヤーの出身国、海外ナショナルパビリオンの出展数からも分かる。今年は、初めてパビリオンを設けたメキシコ、スペインも含めて8つとなる。
海外バイヤーは、日本以外では韓国106人、台湾76人、香港70人、中国51人、タイ48人と東アジア、東南アジアから多い。TIFFCOMはアジアのマーケットとして存在感を持っている。

一方で、来場者数は前年のおよそ2万人からおよそ1万3000人と大きく減少している。これは幾つかの理由が考えられる。
まず、開催期間が前年の4日間から3日間に短縮されていることだ。また、前年は早期申込みによる無料参加が可能であったが、こうした無料参加や割引が大幅に減らされた。さらに会場が今年から交通至便な六本木から臨海地区に移転した影響もあるだろう。

ただし、バイヤーの増加からも見て取れるように、会場の活況は薄れていなかった。来場のためのハードルが上がったことで、よりビジネスに深い目的を持つ人に参加者が絞り込まれた印象が強い。
会場のスペースの増加、特に六本木では圧倒的に不足していたミーティングスペースや作品上映場所も十分に確保出来ていた。ビジネス環境は大きく向上している。こうした条件は、2013年以降の開催に大きなアドバンンテージになるだろう。
来年のTIFFCOM2013は、10月末に同じホテル グランパシフィック LE DAIBAを会場に実施する予定だ。

TIFFCOM /http://www.tiffcom.jp/2012/jp/
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