GfK Japanの調べによると、2012年上半期のセル映像ソフト(一般ユーザー向けDVD/Blu-ray)市場は、1085億円、販売数量は2608万枚だった。これは前年同期比で、金額ベースで4%の減少、数量ベースでは7%の減少となる。金額ベースの減少が、数量ベースでの減少より小さいのは、商品単価がより高いBlu-ray Discのシェアが依然拡大しているためと見られる。Blu-ray Disc単独は、数量は594万枚(前年比22%増)、金額は309億円(前年比28%増)と大きな伸びを見せている。市場規模は309億円、全体の28%にあたる。Blu-ray Discの金額は、日本アニメ(邦アニメ)が51%を占める。2012年も引き続き、アニメがBD市場を牽引した。ジャンル別では、音楽関連の存在感が大きい。数量では全体の28%を占め、前年の23%から増加した。金額構成でも7%ポイント増と全体の34%と1/3を占める。国内アニメ(邦アニメ)も大きな位置を占める。金額構成比で前年並みの24%、金額で260億円程度とみられる。洋画は数量で全体の26%と大きいが、金額構成では12%となっている。また、発売元シェアは、数量では洋画が強いワーナー・ホーム・ビデオトップ、金額では音楽に強いエイベックスが首位である。販売元シェアは、ソニーミュージックが数量、金額ともに首位である。音楽に加えて、アニメに強いアニプレックスの販売を手掛けていることが貢献しているとみられる。販売チャネル別では、Eコマース(インターネット・モバイルでの販売)が金額構成比50%、数量構成比でも44%を占める。これにメディアストア(専門店)が17%、家電量販店が14%となった。GfK Japan/http://www.gfkrt.com/japan/
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