今 敏監督の回顧展「夢みる人」 母校の武蔵野美術大学で開催 | アニメ!アニメ!

今 敏監督の回顧展「夢みる人」 母校の武蔵野美術大学で開催

アニメ監督・今 敏さんの母校の武蔵野美術大学で7月16日より回顧展「夢みる人」が開催される。今 敏監督は2010年に、最新作の映画『夢みる機械』を鋭意制作中に逝去した。

ニュース
注目記事
アニメ監督・今 敏さんの母校の武蔵野美術大学で7月16日より回顧展「夢みる人」が開催される。今 敏監督は2010年に、最新作の映画『夢みる機械』を鋭意制作中に逝去した。それから2年が過ぎる。
今 敏監督は、数々のアニメ作品の監督やイラストレーションの仕事で知られる。その原点となったのが、母校である武蔵野美術大学である。今監督は2008年からは映像学科のアニメーション分野で客員教授も務めた。

今 敏監督は、同大の視覚伝達デザイン学科に在籍中の1984年にマンガ『虜-とりこ-』で第10回ちばてつや賞最優秀新人賞を受賞した。翌年にはちばてつや賞の佳作『カーヴ』でマンガ家デビューを果たし、大学卒業後の1990年に『海帰線』で初連載となった。
マンガだけの活躍に留まらず、大友克洋監督が原作と脚本を担当した『老人Z』では美術設定で参加し、アニメーション制作にも携わる契機となった。そして1997年のアニメーション映画『PERFECT BLUE』で初監督以降、数多くの作品を世に送り出した。

本展では、学生時代のデッサン、油絵、イラスト、装丁、写真といった課題約30点がまず展示される。イラストはプライベートイラストや各種イラストワーク、マンガは『セラフィム 2億6661万3336の翼』や『OPUS』など押井守監督と共作連載していた未完品など約10点となる。
アニメでは、『PERFECT BLUE』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』、『妄想代理人』、『オハヨウ』など、映画からテレビシリーズや短編まで、総計約70点を並べる。
[真狩祐志]

夢みる人 今 敏
/http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/1791 

会期 2012年7月16日(月)-8月25日(土)(特別開館日:7月16日)
休館日 日曜日(ただし特別開館日をのぞく)
時間 10:00-18:00(土曜、特別開館日:17:00閉館)
入館料 無料
会場 武蔵野美術大学美術館展示室1
主催 武蔵野美術大学美術館・図書館
後援 日本アニメーション学会
特別協力 KON'STONE,Inc.
監修 陣内利博(本学 視覚伝達デザイン学科教授)
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集