阿佐ヶ谷に新たなミニシアター誕生 アニメーション作品を中心に上映 | アニメ!アニメ!

阿佐ヶ谷に新たなミニシアター誕生 アニメーション作品を中心に上映

6月29日、東京・阿佐ヶ谷にアニメーション作品を中心に上映するミニシアター「ちいさな学校劇場」が新たに誕生する。運営はアート・アニメーションのちいさな学校で、

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6月29日、東京・阿佐ヶ谷にアニメーション作品を中心に上映するミニシアター「ちいさな学校劇場」が新たに誕生する。運営はアート・アニメーションのちいさな学校で、同校が講演や試写で使用しているシアター(45席)を一般向けに開放するものだ。
「ちいさな学校劇場」のオープニングでは「大好きアート・アニメーション」と銘打ち、開校からの5年間で制作された学生の短編作品全52本を4プログラムに分けて7月8日まで上映する。

阿佐ヶ谷には同じ運営母体のラピュタ阿佐ヶ谷があることも知られている。こちらにもシアターがあり、ラピュタアニメーションフェスティバルやロシアの巨匠アニメーション作家、ユーリ・ノルシュテインの名を冠した「ユーリ・ノルシュテイン大賞」を実施するなどしてきた。
アート・アニメーションのちいさな学校の開校も、ノルシュテインの進言を契機としている。巨匠にゆかりのあるシアターが阿佐ヶ谷にふたつ集めることになる。

2007年に開校したアート・アニメーションのちいさな学校は、昼の3年制と夜の1年制のコースでアニメーション作家の真賀里文子さんや久里洋二さんを講師に迎え、人形や切り絵などによるアニメーション制作を教えている。
これまでデジタル岡山グランプリで『豹』やアニメーション神戸で『小人ノクツヤ』など、最近では東京国際アニメフェアで『ざりがに』といった作品の受賞実績もある。

「ちいさな学校劇場」の今後の予定は、7月末の「ユーリ・ノルシュテイン『イワン雷帝』を語る」や9月末の久里洋二特集上映「どっこいまだまだ久里洋二」などのスケジュールが組まれている。
「ちいさな学校劇場」は、劇場公開や宣伝、配給も手掛けるとのこと。さらにアニメーション・映画の自主上映の場として、1時間1万円でのシアターのレンタルも行なっていく。
[真狩祐志]

アート・アニメーションのちいさな学校
http://www.laputa-jp.com/school/
《animeanime》
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