制作・放送35周年「ラスカル」ロングランシンポ 森永卓郎さんら | アニメ!アニメ!

制作・放送35周年「ラスカル」ロングランシンポ 森永卓郎さんら

イベント・レポート

 名作アニメ『あらいぐまラスカル』が、今年で制作・放送35周年を迎える。そこで 3月23日、東京国際アニメフェア2012のシンポジウムA会場にて「『あらいぐまラスカル』制作・放送35周年 -長く愛される作品力と、ロングランビジネスの秘訣-」が開催された。
 30年以上を経て、いまだ高い人気を誇るラスカルの人気の秘密に迫り、そこからキャラクタービジネスに迫った。シンポジウムには経済アナリストの森永卓郎さん、キャラクター・データバンク代表の陸川和男さん、日本アニメ企画の藤家浩巳さんが登壇した。

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       TAF2012 日本アニメーションのブースの様子

 第1部では森永卓郎さんが『あらいぐまラスカル』について周辺情報も加味しながら、「『あらいぐまラスカル』がヒットしたのは『ラスカル』の顔を白くしたからではないか」など、お馴染みの軽妙な語り口で解説した。
 第2部では第1部の森永さんを踏まえつつ、日本アニメ企画の藤家浩巳さんが聞き手となって、キャラクター・データバンク代表の陸川和男さんが別表を交えてプレゼンした。
 『あらいぐまラスカル』は1963年に原作者・スターリング・ノースが、自身の体験を基本に書かれたものとして出版された。テーマは「野生動物と人間との共存」、「スターリング少年の成長」である。

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 1977年に日本アニメーション制作で放送が開始された時は、子供だけでなく親も見てたというのもあり、視聴率平均21.4をマーク。当時はアライグマ自体が珍しかったのもあって、人気を『フランダースの犬』と二分していた。
 日本におけるグッズ関連の商品展開は70年代の「サンリオ」ファンシーブームからを黎明期とし、スーパーカーや『宇宙戦艦ヤマト』、『およげ!たいやきくん』のブームも共存していた。
 それらの潮流に位置していた『あらいぐまラスカル』は、実際のOA以降に商品化が活発になったのもあり、再放送でも視聴率が取れた。
 2000年前半はコンビニのキャンペーンでお皿を出しているが、これはコンビニでの商品展開の先駆けとなった。また5年前に認知度が増えたのは、30周年で原点回帰として広告で露出を増やしていたためだ。
 認知度が高くなり好感度も上がった結果、女性層ではハイティーンから50代まで、男性でも2人に1人が好むところになったという。そしてその層が、2世代から3世代へ。35周年を迎えてさらに拡大していく。

 なお『あらいぐまラスカル』などを展示している日本アニメーションのブースは大きく、シンポジウム会場の傍にあるため現在の関連グッズなども確認出来る。
【真狩祐志】

あらいぐまラスカル /http://www.araiguma-rascal.com/
東京国際アニメフェア /http://www.tokyoanime.jp/
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