演出家・石黒昇さん逝去 ヤマト、マクロス、銀河英雄伝説で活躍
日本のアニメ史で、大きな足跡を残した演出家・石黒昇さんが逝去した。
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石黒昇さんは1938年8月、東京生まれ、1970年代よりテレビアニメの演出に携わった。SFアニメ、そしてアニメ史のなかでエポックメーキングな作品となったテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』で演出を手がけた後、劇場版『宇宙戦艦ヤマト』、テレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』ではアニメーションディレクターを担当した。
石黒さんはアニメ演出家であると同時に、アニメスタジオの経営者としての顔もある。1978年にアニメ制作会社アートランドを設立している。アートランドでは代表取締役として、アニメ制作会社の経営、そして若手の才能育成にも大きな役割を果たした。
1982年にチーフディレクターを務めたテレビシリーズ『超時空要塞マクロス』が大ヒット、再び歴史的作品に巡り会うことになる。その後もOVA『メガゾーン23』などの話題作を送り出している。
しかし、石黒昇さんの仕事を最も印象付けるのは、OVA『銀河英雄伝説』かもしれない。1988年より2000年まで、12年にもわたり大河シリーズとして制作を続けた作品である。その長大な物語、長年にわたる根強い人気も、アニメの歴史に刻み込まれた大きな業績だ。