3月16日に発売される『君のいる町』第17巻。都内で17巻に附属のOAD『君のいる町 ~黄昏交差点~ 1』のアフレコが行われた。 作品の舞台である広島県で選抜された地元キャストから、広島弁が飛び交う和気藹々とした収録となった。収録後に各キャストからコメントが寄せられた。 『君のいる町』は、瀬尾公治さんが週刊少年マガジンで連載している同名マンガである。既刊のコミックスは16巻までだが、最新刊の17巻にはOADが附属することが昨年発表された。続く6月15日には18巻が発売されるが、そちらにもOADが附属する。 連続2巻でタツノコプロが制作するアニメーションが付いてくるとしても注目が集まっているが、スタッフでも総監督に吉浦康裕さん、キャラクターデザインに茶山隆介さんと『イヴの時間』でブレークした名前も見られることにも期待したい。 (c)瀬尾公治/講談社 特典映像として、作品の舞台・庄原市の観光スポット等を紹介する「わしらのおる町 庄原おすすめ観光案内」も収録されている。質問はアフレコを終えた感想と発売に向けたファンへのメッセージで構成されている。 広島県を舞台・モデルとしたアニメーション作品では、三次市の『朝霧の巫女』や竹原市の『たまゆら』、福山市・鞆の浦の『崖の上のポニョ』などが知られる。今年も呉市の『ももへの手紙』があり、庄原市の『君のいる町』も加わって話題に事欠かない年になりそうだ。【真狩祐志】『君のいる町』 /http://kc.kodansha.co.jp/kimino/OAD『君のいる町 ~黄昏交差点~ 1』 キャストコメント■ 「君のいる町」のアフレコを終えてのご感想をお願いします。桐島青大役 細谷佳正さん「なつかしかったです。作品の空気感がなつかしくて嬉しかったです。人間誰しも戻りたい過去というのがあると思いますが、それをもう一度体験したようで嬉しかったです。」枝葉柚希役 中島愛さん「とにかくキュンキュンしました!!ストレートな台詞が多かったので、素直な気持ちで爽やかなドキドキを感じながらアフレコが出来まし神咲七海役 早見沙織さん「出身は違いますが、故郷に帰ったような気持ちになりました…!(笑)アフレコ現場の空気もとても和やかでした。」由良尊役 増田俊樹さん「原作から読んでいたということもあり、特別な思い入れで臨んだ収録でした。キャラが動く!喋る!感動しました。前半に負けないよう後半も頑張ろうと思いました。」加賀月役 髙野菜々さん「初めての声優、もう、とにかくてんてこ舞でした。映像に合わせて声を入れる時、台本を見るべきなのか、映像を見るべきなのか・・・・・・初めてのことだらけで緊張しました。でも、共演者の皆さんやスタッフさんが優しくて、最高の出来となる様に何度も付き合って下さったこと、感謝の気持ちで一杯です。そして何より、故郷広島が舞台の作品に広島弁で参加出来たこと、声優初挑戦の作品が“君のいる町”で良かったです。」 ■ 発売を楽しみにしているファンの方々へ、メッセージをお願いします。桐島青大役 細谷佳正さん「僕も、圧原ではないのですが、同じ広島県の尾道出身として、故郷にスポットが当たった作品に参加させて頂けて、本当に幸せです。山と川と田んぼと畑と…圧原の空気やなつかしい雰囲気が少しでも伝えられたらいいなと思います。」枝葉柚希役 中島愛さん「「君のいる町」柚希役として参加できて、本当に本当にうれしいです。甘酸っぱい青春を、アニメでも心いっぱい楽しんでもらえたら幸せです!!」神咲七海役 早見沙織さん「広島ならではの独特の空気感と、キャラクター達が繰り広げるさわやかで切ない青春をお楽しみください!!」由良尊役 増田俊樹さん「由良尊役の増田俊樹です。待望の君町のアニメ化、前から知ってたぞ!という方も、これから見るよ!という方も楽しめる内容となっています。是非君町をよろしくお願いいたします!」加賀月役 髙野菜々さん「全力をそそぎました!きっと楽しんでいただけると思います。この作品をご覧になりましたら、一度広島に!庄原に!遊びにいらしてください♪待っとるけぇ!」[スタッフ] 原作: 瀬尾公治(講談社「週刊少年マガジン」連載中) 総監督: 吉浦康裕 監督: 小林 寛 脚本: 村上桃子 キャラクターデザイン: 茶山隆介 総作画監督: 髙田 晃 音響監督: 長崎行男 色彩設計: 木村聡子 美術監督: 西 俊樹 アニメーション制作: タツノコプロ 主題歌: 真野恵里菜 「黄昏交差点」[キャスト] 桐島青大: 細谷佳正 枝葉柚希: 中島 愛 神咲七海: 早見沙織 加賀 月: 高野菜々 由良 尊: 増田俊樹 枝葉 懍: 悠木 碧 古葉遥奈: 真野恵里菜