広島でアニメーションやコンテンツをキーワードに地域活性化に取り組んでいる広島アニメーションシティが「第3回みんなのライトノベルコンテスト~宮島★文庫」の作品を募集している。 当コンテストでは、宮島と瀬戸内海をテーマ・舞台にしたライトノベル作品を受け付けている。2007年の第1回、2009年の第2回と隔年で開催して今回で3回目となる。前回は受賞作品を書籍化して県内の各書店で販売した。 このところ全国各地で「地域」を題材としてアニメーションや漫画、ライトノベルといった多くの作品が生み出されて地域活性化に一役買っている。広島が舞台の作品でもアニメーションは、今年は『ももへの手紙』や『君のいる町』などがある。また、隔年で開催されている広島国際アニメーションフェスティバルの第14回もある。 それと同時にコンテストの継続を通じて、地域に縁のあるクリエイターの発掘と連携などに取り組み、地域振興に活かして行く。昨年OVA『この男子、宇宙人と戦えます。』が発売された山本蒼美さんは、第1回で受賞した作品をアニメーション化するコンテストで入賞している。山本さんは今回、特別審査員の1人としてコンテストに関わるため、早速実例となっている。 応募に関する概要は以下の通り。賞金総額は50万円で最優秀賞1本、優秀賞または特別賞2本、WEB投票賞1本の選出、広島在住のイラストレーターを起用した挿絵を掲載した受賞作品集の出版を予定。作品は、文字数12000字から32000字(400字詰め原稿用紙30枚から80枚相当)の中短編。 3月1日よりサイトにて一般からの投票を開始し、その締切は3月15日を予定。同時に実行委員によって1次審査も行われる。1次審査の終了後、選考通過作品をサイトで発表。3月下旬から4月上旬に特別審査員が最終審査、5月上旬に広島市内または宮島において入賞作品の発表及び表彰式を実施する。【真狩祐志】広島アニメーションシティ /http://www.hac.or.jp/
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