米国アニー賞長編アニメ部門に「ランゴ」 4部門で受賞 | アニメ!アニメ!

米国アニー賞長編アニメ部門に「ランゴ」 4部門で受賞

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 2月4日、ロサンゼルス市内のUCLAルイスホールで、アニメーション界のアカデミー賞とも呼ばれる米国のアニー賞が発表された。受賞したのは作品部門8カテゴリー、個人部門は功労賞などを含めて24カテゴリーにも及ぶ。
 なかでも注目される最優秀長編アニメーション賞は、10本の候補作から『ランゴ』が選ばれた。同作はパラマウントピクチャーズ、ニコロデオン・ムービーによる大作フルCGアニメーションである。ヒーローになりたかったカメレオンのランゴをはじめとする奇妙なキャラクター達が西部の町で活躍する。

 本作は公開当初より高い評価を受け、これまでにナショナル・ボード・オブ・レビュー、ロサンゼルス批評家協会、ワシントンDC批評家協会、シカゴ映画批評家協会などで受賞を重ねている。そうした勢いがアニー賞にもつながった。
 『ランゴ』は長編アニメーション賞以外にも、キャラクターデザイン賞、脚本賞、編集賞の3つ個人賞を獲得している。2011年のベストアニメーションの貫禄を見せた。

 一方で、これまでは毎年ひとつの作品に賞が集中しがちだったアニー賞に、今年は大きな変化が見られた。アニメーション効果賞(映画)は『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』、監督賞(映画)は『カンフーパンダ2』、キャラクター・アニメーション賞(映画)に『ブルー 初めての空へ』、ストーリーボード賞(映画)に『くまのプーさん』と主要な賞を多くの作品で分けあった。
 大作CGアニメーションの製作本数の増加、多様化、スタジオの技術の向上という米国の新しい環境の変化が表れた。ピクサーとドリームワークス・アニメーションの2大スタジオという時代が終わりつつあるのかもしれない。

 また、最優秀短編アニメーション賞には、Minkyu Leeの『Adam and Dog』が選ばれた。さらに3部門ある最優秀テレビアニメーション番組は、それぞれ一般部門を『シンプソンズ』、未就学児向けをディズニージュニアで放映された『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』、児童向けをカートゥーンネットワークの『おかしなガムボール』が受賞した。
 日本から3作品が候補に挙がっていた最優秀ゲーム・アニメーションは、『Insanely Twisted Shadow Planet』が選ばれ、日本勢は受賞を逃した。『Insanely Twisted Shadow Planet』は、日本ではX-BOX LIVEで提供されている。影のウイルスに冒された故郷の星を救うために戦う2D アクション アドベンチャーである。ポップでアーティステックな世界が魅力となっている。
 
アニー賞 公式サイト /http://annieawards.org/

[主な受賞作品・受賞者]

■ 最優秀長編アニメーション賞(Best Animated Feature)
『ランゴ』 

■ 最優秀短編アニメーション賞(Best Animated Short Subject)
『Adam and Dog』 Minkyu Lee

■ 最優秀テレビアニメーション番組賞・一般
(Best General Audience Animated TV Production)
『シンプソンズ』

■ 最優秀テレビアニメーション番組賞・未就学児
(Best Animated Television Production – Preschool)
『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』

■ 最優秀テレビアニメーション番組賞・児童
(Best Animated Television Production – Children)
『おかしなガムボール』

■ 最優秀ゲーム・アニメーション(Best Animated Video Game)
『Insanely Twisted Shadow Planet』

■ ア二ション効果賞(Animated Effects in an Animated Production)
Kevin Romond  『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』”

■ キャラクター・アニメーション賞(映画)
(Character Animation in a Feature Production)
Jeff Gabor  『ブルー 初めての空へ』

■ キャラクターデザイン賞(映画)(Character Design in a Feature Production)
Mark “Crash” McCreery  『ランゴ』

■ 監督賞(映画)(Directing in a Feature Production)
Jennifer Yuh Nelson 『カンフーパンダ2』

■ 音楽賞(映画)(Music in a Feature Production)
John Williams 『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』

■ 美術賞(映画)(Production Design in a Feature Production)
Raymond Zibach  『カンフーパンダ2』

■ ストーリーボード賞(映画)(Storyboarding in a Feature Production)
Jeremy Spears 『くまのぷーさん』

■ 脚本賞(映画)(Writing in a Feature Production)
John Logan, Gore Verbinski and James Byrkit 『ランゴ』

■ 編集賞(映画)(Editing in a Feature Production)
Craig Wood, A.C.E. 『ランゴ』
《animeanime》
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