1月26日から29日までフランスで開催されていたアングレーム国際コミック(バンドデシネ)フェスティバル(Festival International de la Bande Dessinée)2012で、日本のマンガ2作品が受賞作品に選ばれた。アングレームはバンドデシネ、コミックス、マンガなどを一堂に集めた国際的なイベントで、この分野ではとりわけ注目が高い。なかでもフェスティバルに合わせて選ばれる公式セレクション、そして最終日にこの中から選ばれる各部門賞はメインイベントのひとつである。 2012年は日本から5作品が公式セレクションに挙がっていた。森薫さんの『乙嫁語り』(現地出版社:Ki-oon)が世代間賞(Le Fauve Intergénérations)を、辰巳ヨシヒロさんの『劇画漂流』(Cornélius)が世界の視点賞(Le Fauve Regards sur le monde)を受賞した。2作品同時受賞で日本マンガの存在感を示した。
また、アングレームのグランプリにあたる最優秀作品賞(Prix du meilleur album)は、ギィ・ドゥリールさんの『エルサレム時評』(Chroniques de Jérusalem, Delcourt)が選ばれた。 シリーズ賞(Prix de la série)はガビュスさんとルティマンさんによる『都市14』(Cité 14)、新人賞(Le Fauve Révélation)はジル・ロシエさんの『オマエの母ちゃん売女』(TMLP–Ta mère la pute)だった。
アングレーム国際コミック(バンドデシネ)フェスティバル2012 (Festival International de la Bande Dessinée)2012 / http://www.bdangouleme.com/《animeanime》