ユナイテッドシナマズが主催する映画プロットのコンテスト「シネマプロットコンペティション」が、本年の受賞作品を発表した。 一般部門のグランプリは外山文治さんの『燦燦』、準グランプリには高木萌実さんの『明日天気になあれ』が選ばれた。受賞作品を映画化するSKIPシティ賞も、『燦燦』となった。外山文治さんのダブル受賞だ。 また、アニメーション映画のプロットを対象とするアニメーション部門は浅田佳代美さんの 『夢たて屋十乃助』、同部門の奨励賞に平田恵子さんの『THE END OF SUN』を決定した。『夢たて屋十乃助』は人の夢を織る十乃助を中心とする物語、『THE END OF SUN』は核戦争後の地球を描いたSFである。 アニメーション部門は昨年より設けられた新設部門だが、昨年は奨励賞のみ2作品が選ばれていた。『夢たて屋十乃助』は、初のアニメーション部門賞の受賞作品となる。 「シネマプロットコンペティション」は、映画作品や企画、脚本でなく、映画のアイディア(プロット・あらすじ)を募集するユニークな賞である。小説やマンガ、テレビドラマを基にした映画のヒットが増える中、オリジナルの劇場映画が減少しているとして、映画のアイディア発見を目的に企画されている。 募集されるのは400字から2000字程度のアイディアということもあり、応募数は多い。本年は過去最高の2076件があった。 手軽なように見えるプロットの組み立てだが、多くの中から選ばれるだけに受賞作の質は高い。今年で6回目と歴史は長くないが、すでに受賞作・応募作品の中から映画化作品が生まれている。2008年から2010年までの間に4作品、さらに2010年のテーマ部門・部門受賞作、馬場大介さんの『バルーン・リレー』の映画化も進んでいる。 アニメーションにとっても、プロットの募集というのは他にないだ。本年は319件の応募の中から30作品が最終選考に進み映画プロデューサーの中村陽介さん、角川書店 月刊ニュータイプ編集長水野寛さんが審査員を務め決定した。今後、アニメーション部門でも、実際に映画化につながる作品が現われることを期待したいところだ。シネマプロットコンペティション公式サイト /http://www.cinemaproject.jp/グランプリ 外山文治 『燦燦』準グランプリ 高木萌実 『明日天気になあれ』SKIPシティ賞 W受賞 外山文治 『燦燦』【アニメーション部門】部門賞 浅田佳代美 『夢たて屋十乃助』奨励賞 平田恵子 『THE END OF SUN』*受賞作品はシネマプロットコンペティションにて、読むことが出来ます。
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