コンテンツ文化史学会「オタク・ファン・マニア」をテーマに発表 | アニメ!アニメ!

コンテンツ文化史学会「オタク・ファン・マニア」をテーマに発表

2009年に立ち上げられたコンテンツ文化史学会が、12月3日、4日に東京・文京区の東京大学工学部にて第3回となる大会を開催する。大会のテーマを「オタク・ファン・マニア」とし

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 2009年に立ち上げられたコンテンツ文化史学会が、12月3日、4日に東京・文京区の東京大学工学部にて第3回となる大会を開催する。大会のテーマを「オタク・ファン・マニア」とし、日本のコンテンツの形成、発展に欠かせない消費者の動向を特にピックアップする。
 開催2日間、関連分野の研究発表のほか、関連分野の専門家や創作の担い手をゲストにしたシンポジウム、ディカッションを開催する。学術研究としてコンテンツと同時に、コンテンンツ分野の文化振興、交流を目指したものとも言える。
 このため研究発表、シンポジウム共、非会員にも公開されている。非会員の参加費は2日間2000円、1日のみは1000円、会員は無料だ。参加申し込みはコンテンツ文化史学会の公式サイトにて行う。

 研究発表は、まず3日に自由論題からスタートする。玉井建也氏(東京大学)・吉田正高氏(東北芸術工科大学)が1970年代初頭の自主制作アニメの取り組みを取り上げるほか、花岡敬太郎氏(明治大学大学院)は戦後ヒーロー像の変遷として『ウルトラマン』『仮面ライダー』を中心にした発表をする。
 その後は、大会テーマに基づいた研究が続く。ファンの動向と観光や、オタク文化、80年代のアニメ雑誌などはコンテンツ文化史学会ならではのものだ。
 研究会によれば、今回の大会テーマの設定は、コンテンツの価値や意味の創出に、受け手側が参与する傾向を踏まえたものだという。最新のファン文化の動向という意味でも興味深い。

 シンポジウムも多様だ。12月3日14時50分から17時10分は「『東方Project』が可能にしたもの—プラットフォームとしての<東方>」、同日16時半からはZUN氏(上海アリス幻樂団)、DNA氏(D.N.A. Softwares)、有馬啓太郎氏(日本ワルワル同盟)、島村純平氏(東方紅楼夢)、小此木哲朗氏(一迅社)のディスカッションを設ける。
 12月4日は、シンポジウム「オタクである覚悟」に宇田川岳夫氏、永山薫氏、三崎尚人氏、伊藤剛氏らが登壇予定だ。13時半から17時まで議論を行う。

コンテンツ文化史学会2011年大会「オタク・ファン・マニア」
/http://www.contentshistory.org/2011/11/17/1051/
開催日: 2011年12月3日(土)・4日(日)
場所: 東京大学工学部2号館92B教室
参加申込フォーム: /http://www.contentshistory.org/event_entry/
参加費: 
非会員1日のみ(含 シンポジウムのみ) 1000円 非会員両日 2000円
会員 無料
《animeanime》
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