「20世紀少年」米国アイズナー賞 アジア部門最優秀作品賞受賞 | アニメ!アニメ!

「20世紀少年」米国アイズナー賞 アジア部門最優秀作品賞受賞

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 マンガ家浦沢直樹さんが、米国で大きな賞に輝いた。7月22日、カリフォルニア州サンディエゴで開催された2011年のアイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Awards)の授賞式で、代表作『20世紀少年』が国際賞海外アジア部門の最優秀賞(Best U.S. Edition of International Material – Asia category)に輝いた。
 アジア部門は米国で翻訳発刊されたアジアのマンガ、コミックスを対象にしており、2011年は5作品が候補に挙がっていた。候補作は『20世紀少年』を含めて全て日本のマンガで、『奇子』(手塚治虫)、『うさぎドロップ』(宇仁田ゆみ)、『「酔夢」ほか』(萩尾望都)、『さらいや五葉』(オノナツメ)である。2004年にフランスのアングレームでの最優秀長編賞に続く、国際的な賞の受賞である。

 しかし、米国作品に交じって候補に挙がっていたベストコンティニューシリーズ賞(Best Continuing Series:現在刊行中のベスト作品)、作家個人を対象とするベストアーティスト賞(Best Writer/Artist)の受賞は逃した。アジア部門の受賞と複数のノミネートで存在感をみせる一方で、5年連続ノミネートされたベストコンティニューシリーズ賞では受賞に届かず、米国での賞という壁の厚さに阻まれたかたちだ。
 また、ベスト翻案賞(Best Adaptation from Another Work)のノミネートになっていた『70億の針』(多田乃伸明)も受賞には至らなかった。

 アイズナー賞は、米国のコミックス産業の振興と発展を目指し、優れた才能と作品、業界に貢献した人物を顕彰することを目的としている。1987年にスタート、毎年コミコンの期間中の受賞作品を発表、授賞式をする。コミックス業界のアカデミー賞とも呼ばれ、同分野で最も重要な賞とみなされている。受賞対象は前年に発表された作品とし、最終決定は業界関係者の投票によって決まる。
 日本のマンガの米国出版が増えるに連れ近年ノミネートも徐々に増えているが、国際部門以外での受賞はまだまだ少ない。2010年には『劇画漂流』(辰巳ヨシヒロ)が、最優秀賞実話部門(Best Reality-Based Work)を受賞し話題を呼んだ。

アイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Awards)
/http://www.comic-con.org/cci/cci_eisners_main.php
《animeanime》
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