山陰地方の鳥取県、島根県がコンテンツ振興で協力する。7月8日、鳥取県の米子市で山陰コンテンツビジネスパーク協議会が発足した。山陰コンテンツビジネスパーク協議会は、鳥取県とお隣の島根県の企業や団体などが共同で映画、アニメーション、マンガなどを活用した地域振興を目指すものだ。 山陰地方では、鳥取県の『ゲゲゲの鬼太郎』や『名探偵コナン』、島根県の『秘密結社鷹の爪』などが作品の活用として知られている。こうした試みをさらに広げる。 山陰コンテンツビジネスパーク協議会が発足した米子市には、2007年に組織された米子市中心市街地活性化協議会がある。 協議会は今年の事業計画の骨子には「人が集まり、歩いて楽しめ、元気に暮らせる中心市街地」の実現のために商業、文化、まちなか居住・福祉が複合した“にぎわいトライアングル”の「深堀り支援」と「延伸拡大」、多様なまちづくり組織・人材との連携推進と新たな担い手の育成支援などが挙げている。今回の山陰コンテンツビジネスパーク協議会は、後者に含まれているものだ。 このほか米子市では、アニメーション制作会社のガイナックスによる米子映画事変の開催支援も行われている。ガイナックスは今年1月に米子市内にヨナゴフィルムを設立し、米子市中心市街地活性化協議会に加盟していた。なお、ガイナックスの社名の由来は、鳥取弁の「がいな」であることが知られている。 米子映画事変は、本年9月末に開催される。一方、鳥取県では来年は第13回国際マンガサミットの開催も控えているなど、コンテンツにまつわる話題が続いている。【真狩祐志】米子市中心市街地活性化協議会/http://www.yonago-chukatsu.jp/