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『UN-GO』(アンゴ)。これまでは東京の風景を切り取ったイメージ写真しか公開されていなかった作品だ。それが今回、監督、ストーリー・脚本、キャラクターデザイン、制作スタジオなどが一気に発表された。
監督に『鋼の錬金術師』、『機動戦士ガンダム00』の水島精二さん、ストーリー・脚本は『鋼の錬金術師』で監督とタッグ組んだ會川昇さんである。大ヒット作のチーム復活は、大きな期待を集めることになる。
キャラクター原案はpakoさんと高河ゆんさん。ノイタミナは近作で、キャラクターデザインにアニメ以外の分野からクリエイターを起用するケースが増えているが、今回も人気イラストレーターに人気マンガ家と贅沢な登用となった。『LOVELESS』などの代表作がある高河ゆんさんは『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを務めたが、pakoさんはテレビアニメの参加は初となる。
アニメ制作は『鋼の錬金術師』のアニメシリーズをはじめ、クオリテイーの高い作品を作り続けるボンズである。また、音楽はアニメ『Paradise Kiss』、ドラマ『ザ・クイズショウ』、『深夜食堂』などのNARASAKIさん。この起用は作品の方向も示していそうだ。
こんな豪華なスタッフが取り組む『UN-GO』は、坂口安吾さんの『明治開化安吾捕物帖』を原案としたオリジナル・アニメだという。大正から昭和にかけて活躍した巨匠の小説を、大胆に翻案するとのこと。オリジナルならではの何が飛び出すか分からない展開になりそうだ。
本作の主人公は二人組の探偵だ。とっくの昔に流行らなくなった探偵をいまどき名乗る結城新十郎とその相棒の美少年 因果である。アニメで取り組むミステリーが、この秋に話題を呼ぶに違いない。
画像: (c)「UN-GO」製作委員会
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2011年10月よりフジテレビ「ノイタミナ」放送決定
/http://www.un-go.com/
原案: 坂口安吾「明治開化安吾捕物帖」
監督: 水島精二
ストーリー・脚本: 會川昇
キャラクターデザイン: pako、高河ゆん
音楽: NARASAK
アニメーション制作: ボンズ
制作: 「UN-GO」製作委員会
(c)「UN-GO」製作委員会