スペインコミックの作家たちの活動と作品にスポットライトを当てる展覧会「ボクらと旅に出よう!」が5月24日から7月18日まで東京・千代田区番町のセルバンテス文化センター東京で開催される。セルバンテス文化センターはスペイン政府により設立された組織で、世界各国でスペイン文化の普及に努めている。 そうしたひとつとして同国のポップカルチャーの紹介にも力を入れる。今回取り上げるコミックもスペインの豊かな文化のひとつである。 展覧会では1980年代、90年代に活躍した作家達を取り上げる。旅に主題を置いたガジャルド、ケコ、マロウ・エントリアルゴ・マックス、ミチャム、ミゲランショ・プラドらである。展覧会のキュレーションはホルへ・ディエスさんが努めた。日本では馴染みの薄いスペインコミックの魅力を伝える。 展覧会は入場無料、月曜日から土曜日までは10時から20時まで。かなり遅くまで開かれており、会社帰り、学校帰りにも立ち寄れる。日曜日は10時から14時までである。 関連イベントも行われる。オープニングとなる5月24日18時半からはオープニングトーク「アイ・ハブ・ア・ドリーム」が企画されている。(参加要予約) ここではアーティストのミゲル・ガジャルドさんとキュレーターのホルヘ・ディエスさん、そして海外コミック評論家の小野耕世さん、マンガ家えすとえむ さんがスペインコミックの世界の魅力を語りる。 5月25日には、ミゲル・ガジャルドさんの『マリアとボク』を原作として、フェリックス・フェルナンデス・デ・カストロ監督が撮った映画の上映を行う。原作は2008年にスペインナショナルコミック賞を受賞した注目作で、作家自身と娘がリゾートで過ごした夏休みの様子を描いたものだ。映画の上映後には、ガジャルドさんによるトークも予定している。こちらは入場無料、先着順だ。セルバンテス文化センター東京/http://www.tokio.cervantes.es/jp/
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