東京藝大院アニメーション専攻 第2期修了展を5月に開催 | アニメ!アニメ!

東京藝大院アニメーション専攻 第2期修了展を5月に開催

東京藝大アニメーション専攻が、第2期生の修了制作展を5月6日から8日まで開催する。会場は横浜みなとみらいにある

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 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻が、今春学位を修了した第2期生の修了制作展を5月6日から8日まで開催する。会場は横浜みなとみらいにある同大学大学院の馬車道校舎である。
 同大学大学院アニメーション専攻の2期生による修了展は先月の予定であったが、この度の東日本大震災における影響で開催日程の延期をしていた。
 
 同専攻の講師陣はアニメーション作家の山村浩二氏や伊藤有壱氏といった豪華さも相まって、学生作品とはいえ侮れない。昨年の1期生も和田淳氏の『わからないブタ』、北村愛子氏の『服を着るまで』、銀木沙織氏の『指を盗んだ女』など国内外の映画祭やコンテストを賑わせた作品が誕生した。
 その一方で既にプロとして活躍する者も門を叩くなどでレベルが高い。例えば『Googuri Googuri』の三角芳子氏はNHKのプチプチ・アニメで放送されている『王さまものがたり』の監督である。

 今年の2期生も『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった。』が各方面で注目された植草航氏の『やさしいマーチ』、『くちゃお』が第61回ベルリン国際映画祭に入選するなどで話題となった奥田昌輝氏の『アイデアが捕まらない。』など11作品となっている。
 そして3期生となる2010年度1年次作品は岡本将徳氏の『BONNIE』、飯田千里氏の『JAM FISH』など14作品である。岡本氏は『ばあちゃん』や『パンク直し』で高評価、飯田氏は高校生の時に制作した『そうじきとおんなのこ』が東京国際アニメフェア2006の第5回アニメアワード公募部門で審査員奨励賞と早くから才能を開花させていた。来年の修了制作展も今から楽しみだ。

 このほか会期中はシンポジウム「アニメーションの見方、語り方」やトークセッション「アニメーション界のリーダーを作る ~藝大アニメーション専攻の3年間の試み~」も行われる。
【真狩祐志】

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第二期生修了制作展
/http://animation.geidai.ac.jp/02source/

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GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第二期生修了制作展


日時: 平成23年5月5日(木)、6(金)、7(土)、8(日)
※5日は招待のみの内覧会
会場: 東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
入場: 無料
主催: 東京藝術大学大学院映像研究科  共催: 横浜市

[上映プログラム]

第2期生修了作品

 『やさしいマーチ』 植草航
 『少女のいと 魔法のいと』 渋田直彰
 『魔術師と雪の花』 吉田健
 『さまよう心臓』 秦俊子
 『creator』 河野宏樹
 『ユッグの鳥』 齋藤まりこ
 『tick tack』 柴田千晶
 『アイデアが捕まらない。』 奥田昌輝
 『約束』 河野亜季
 『標本の塔』 牧野惇
 『Scripta volant』 折笠良

2010年度1年次作品

 『BONNIE』 岡本将徳
 『おにしめ おたべ』 今林由佳
 『空のアリ』 唐澤和也
 『JAM FISH』 飯田千里
 『イルカから』 有吉達宏
 『Spots Spots』 胡嫄嫄
 『草の一生』 高田苑実
 『Flowers』 モリシタトヨミ
 『今村商店』 告畑綾
 『玉響の夢』 山北麻由子
 『いないいないばあば』 白石慶子
 『Al Dente Tango』 吉田まほ
 『雪山のライチョウ』 薩摩浩子
 『人の島』 ALIMO
シンポジウム「アニメーションの見方、語り方」
5月7日(土) 14時15分

トークセッション
「アニメーション界のリーダーを作る ~藝大アニメーション専攻の3年間の試み~」
5月8日(日) 14時15分
ゲスト 
伊藤有壱
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション教授(立体アニメーション領域)
岡本美津子 同教授(企画開発領域)
山村浩二 同教授(平面アニメーション領域)
《animeanime》
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